関東甲信越支部

[関東] 3月サロン会 報告

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関東甲信越支部 3月サロン会の報告

会員番号1763 小西隆司

3月26日に行われた関東甲信越支部サロン会は、春の大嵐予報が出た関係で参加予定を取りやめた方もおられましたが、対面での参加は24名、オンライン参加は5名、その内ゲスト参加1名、溝尾先生を入れて総勢30名での開催となりました。(ゲスト参加の方は入会予定)

1部 セブの台風被害について 川上支部長代理+山崎薫氏

フィリピン セブの台風について、現地から川上支部長代理、帰国中の山崎薫氏から被害状況について写真を使った説明がありました。
12月の台風を、現地の古老に聞いても経験したことが無いといった、酷い被害が出た。
民家からショッピングモール、レストランの看板や配電線などのインフラ迄、かなり広範囲の被害状況が出たが、風向きによって被害が出た所とそうでもない所の差があったようです。
コンクリート製の電柱が途中でポッキと折れている写真や、倒木の様子、窓ガラスや屋根が飛んでしまった被害状況が報告されました。
補足で山崎薫氏から家が揺れる程強い雨と風で、その状況を動画で紹介されましたが、風の音が不気味な音を立てていました。
現地の日本人にそれ程被害は出てないとの事ですが、現地で困窮している人の為、日本人会に協力したいと話されました。

2部 JCHO東京新宿メディカルセンター院長補佐、呼吸器科の医師 溝尾 朗

先生に「ウイズコロナの時代に、快適で安全な海外ロングステイを送るためのアドバイス」と題して講演を頂きました。
コロナの流行期から感染対策を始め、手探り状態の中から次第にコロナの全容が分かって来た事を、データを基にお話しいただきました。以下概要。

コロナ感染は世界的に死亡者が減っているが、今年に入って感染者数が増えた。
感染者は多いが、重傷者はが少ないのが特徴。
特筆すべきは、感染者数と人口密度の関係で、地域別に人口と感染者数のデータを取ってグラフ化すると完全に直線状になっている事が判明。
3密を避けることの合理性に繋がりました。

ダイアモンドプリンセス号での検疫活動では、2月11日6時に3名が病院に集まって、横浜に着いた頃に朝日を見るくらい早い時間に到着。船内には、既に他の医師団がいたが、各団体がバラバラに行動していた。
新宿メディカルセンターの医者は先生と助手の2名、他1名でメンタル面でのアシストを行った。
医師団が完全装備でいても、事務職者は普通の姿で業務をしていた、結果として大規模感染となってしまった。

感染の状況について感染無症状の人から感染して来る。
潜伏期が5日と長く、何時もと違う感染と感じた。病院では病棟・更衣室・食堂での感染が多い、難聴の患者さんにマスク無しのドクターが耳元で話した結果、感染した。このドクターが他の患者にうつす結果となり、クラスターを経験して万全の対策を立てた。

感染対策の要点は、ワクチンの多重接種、3蜜を避ける、マスクの着用が有効。ワクチン接種後半年で抗体量が半減してしまうが、ワクチンの追加摂取で抗体量は飛躍的に上る。

空気感染はサーズの時に分かっていた。空気感染・飛沫感染では、手洗いよりもマスク着用が効果的であることなどを、例をあげて説明されました。

又海外で感染や傷害に会った時、診療費はべらぼうに高い国があるので、海外旅行傷害保険に加入する事は必須事項。
タイでは国内と同じ薬を処方箋なしで買えるが、国内で薬の英語表記を確認しておく、例えば痛み止めの薬ロキソニンでは通じない、ロキソプロフェン(Loxoprofen)と言うなど。

ハワイでは、感染者が減っている。渡航には陰性証明書は必要。
現地ではアルコール消毒は有効だが、スーツケースに入れて自分でもって行く。
帰国する場合にワクチン3回接種者は隔離が無い。
海外旅行に行くときは、2週間程度前に必ず現地の状況を確認してから行った方が良いとアドバイスされました。

コロナの今後の動向 沖縄はあまり減って無い、首都圏はオミクロン株の亜種BA2が増えるともう一度流行する気配が有る。4回目のワクチン摂取は有効な対策。

最後にコロナの終息に向けてのロードマップについて、先生の考えを聞いてみました。
先生からは、飲み薬が某製薬会社からもうすぐ発売され、ワクチン接種と合わせ今後はインフルエンザの様になると思う。との事でした。

又、自分が若いと思っている人の方が、そうではないと考えている人より40%長く生きられるデータが有ると、途中にジョークとも本気ともとれる挿話をお話しいただき、楽しく有益な1時間となりました。

3部 情報交換会

帰国中の池田ペナン支部長とオンラインでマレーシアの現状をお話しいただきました。
マレーシアでのコロナ感染は落ち着いてきた、ロックダウン中はマレーシアに入国出来ず、日本に強制送還されたことや、日本以上に厳しい措置が取られていたことなど実例を挙げて説明されました。
MM2Hに関しては、一昨年末から、入国管理局が突然制度を変えると言っていたが、サラワク州については今までと同じ条件が適用される。
マレー半島部では、MM2Hを現在所有している方は、更新時に今までと同じ様な条件が適応される。
マレーシアは朝令暮改が多く、ローカルの人に聞いても多分何も変わらないと言っている。
それでも、最新の大使館情報を仕入れておく必要が有ると説明されました。

4部 懇親会

当初予定していた居酒屋「北海道」から会場を何時もの「黒〇」に変えて開催しました。
懇親会には会員16名と溝尾先生が参加され、17名が延防止対策重点措置が解除されてからの居酒屋で、思い思いの話で盛り上がり、対面で話せることの喜びを十分に味わいました。
大崎は桜が満開を迎えており、ほろ酔い加減で夜桜を鑑賞しながらの帰路となりました。

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