最近のダバオ


相変わらず暑い日が続いているダバオです。然し夕方から朝にかけて心地いい風が吹いています。

去る9日は統一選挙でした。大統領選挙では、ダバオ市長のドゥテルテ氏が圧倒的な得票数で当選しました。

ダバオ市内は熱狂的な祝賀ムードになると思いましたが、静かな毎日です。氏は日本のマスコミで

フィリピンのトランプとか暴言市長とか日比関係が不透明等と報道されていますが、

身近に見ていると、短絡的で浅はかなな報道に感じます。

彼が市長になる前のダバオはフィリピンで最も治安が悪い殺人都市、無法都市、戦場都市

と言われ、テロ、殺人、抗争、強盗、レイプ・・が日常の出来事でした。夜9時を過ぎると

老人、子供ばかりか一般の市民は外出はできませんでした。

このような無法状態のダバオ市に改革に乗り込んだのが、1988年 検事、下院議員

であったロドリゴ。ドゥテルテでした。当然、検事、下院議員でしたから法律は熟知しています。

その上で民主的な手法では治安回復に何年かかるか分からない事からDDFという非合法

地下組織「処刑団」をつくり麻薬常習者、警察、公務員ぐるみの犯罪者、ヤクザ、暴力団などを

警察が逮捕する前に銃殺しました。雲助タクシー等は市民通報制度をつくり、料金ぼったくり

など通報すると問答無用で免許証取り上げです。警察が処刑団を捕まえようとしても今まで

分かりませんでした。国連の人権団体が調べに来てもあまりの治安の良さに黙った

帰ったそうです。現在米国など幾つかの人権団体から告訴されていますが、ダバオ市民は氏の

手法を歓迎しています。きっと国民は評判の悪いフィリピンの治安回復に期待しているのでは

無いかと思います。氏は立候補前のラジオで処刑団は私です。今までダバオで1000名殺しました。

大統領になったら10万人殺さなければならない。マニラ湾は死体で溢れ魚は肥えるでしょう。

ダバオは世界で8番目に安全な都市です。東京よりも安全な都市にランクされています。

マニラをはじめフィリピンがアジアの病人から脱却し、トロピカルフルーツに溢れた明るい太陽のもと

明るく安全な都市になることを期待しています。普通の人には優しい人柄、犯罪者には住みにくいダバオです。

これがフィリピン全土に広がりますように。

関連投稿は小生のフェイスブック(プロフィール写真に私とドゥテルテ市長です)。日本フィリピンボランティア教会

のホームページとフェイスブックに書いてありまあすので覗いて下さい。

日比関係を危惧する報道がありますが、市は大の日本ファンです。2年前の正月に日本へ家族旅行できました。

一番気に入ったのは吉野家の牛丼で滞在中に4回行ったそうです。東日本大震災の時も

真っ先にしばらくダバオへ来て休んで下さい。費用は負担しますと申し入れてきました。

昨日の日本のニュースで大統領選挙は人気投票の要素があると報じていましたが、

市民、国民は治安の回復を切に願っている証と私にはうつりました。

                                    (2016年5月12日)