1.セブ盆踊り8月12日13日
2.次期大統領を恐れ覚せい剤密売価格値崩れ
3.市長代行がバランガイ・キャプテン等を訴える
4.災害基金で市長車として新車購入
5.セブ市警察は6台のパトカーを返却する
6.相次いで麻薬王射殺される
7.過剰殺害でも近距離射撃でもない
8.複数の麻薬王がセブを立ち去る
9.次期大統領は麻薬王1人殺害で5百万ペソの賞金に増額
10.次期大統領を恐れマンダウエ市最大の覚せい剤密売人が自首
11.バランガイ補助金なし
12.建築中のセブ市立病院は建築許可なし
13.退職ビザのキャンセル手続きに3ヶ月以上かかる
14.昨日13日学校開始
15.刑務所に携帯電話通信抑止装置導入
16.座礁の貨物船がサンゴ礁を損傷
17.イナヤワンへのゴミ捨て再開
18.セブ市立病院の新築工事ストップ
19.セブの大物麻薬王射殺される
20.イナヤワンへのゴミ捨て再開を来週に延期
21.座礁船が沖合に引き出される
22.セブの大物麻薬王4人の内3人が活動停止
23.麻薬王殺害で覚せい剤流通が細り価格アップ
24.会計監査委員会指摘9億63百万ペソの支出疑問
25.ドゥテルテ次期大統領セブで2度目の祝勝感謝パーティ
26.ドゥテルテ次期大統領セブでスピーチCHANGE OR DIE
27.セブ市道路を立体交差に
28.イナヤワンへのゴミ捨て本日29日再開
29.市民に医薬品を無料配布~次期セブ市長
.30.水道の供給量が元に戻る

6月のセブ

1.セブ盆踊り8月12日13日

セブの盆踊り大会が8月12日金曜と13日土曜の午後4時から9時まで催される。

昨日5月31日火曜セブ日本人会の櫻井 絹恵会長がMagpaleセブ州副知事に会い、セブ市で開催される 日比交流盆踊り大会(celebration of the Japanese Obon or Lantern Festival)への協力要請を行った。

日本大使館は観光省と調整を図っている。

開催場所は、南海岸道路埋立地のソグボ・グランド(Sugbo Grounds at the South Road Properties)で、今年で3回めとなる。

(注)セブ市の 日比交流盆踊り大会~2014年が第1回で両日で1万1千人が来場したという。2回目の2015年には1万8千人以上が来場。盆踊りの他、 餅つき大会、空手の演舞、カラオケコンテスト、コスプレコンテスト、浴衣コンテスト、豆まき(キャンディーまき)など様々な催しが行われた。両日とも花火も打ち上げられている。また、 焼きそば、お好み焼き、ラーメン、豚丼など82店舗が出店したそうだ。

(6月1日)

2.次期大統領を恐れ覚せい剤密売価格値崩れ

昨日1日水曜のセントラル・ビサヤ管区警察の発表によると、約1ヶ月後のロドリゴ・ ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)次期大統領の就任を前に覚せい剤密売人は恐怖を感じ在庫処分を急いでおり、セブ市をはじめとする同管内の覚せい剤密売価格が200~300ペソ(0.4240換算で472円~708円)だったのが60ペソ(142円)にまで値崩れしているという。

(注)覚せい剤密売人の恐怖~ 次期大統領が就任したら殺されるのではないかと恐れている覚せい剤密売人がいる(some drug pushers’ fear that they might get killed once President-elect Rodrigo Duterte assumes office)。ドゥテルテ次期大統領は、ダバオ市で私刑団を組織し800~1千人の犯罪者を殺し、ダバオ市の犯罪を減少させたと言われている。

密売人は目立たぬようにしだしたが、警察は密売人の手入れを今後も続けるという(there will be no letup in their campaign against illegal drugs)。

そして警察官は、次期大統領の違法薬物に対する全面戦争宣言に接し一層燃えているいるという(Policemen are more motivated now because of Duterte’s all-out war against illegal drugs)。

今年1月から5月22日までで昨年同期と比べてセントラル・ビサヤ管区内の密売人手入れ件数は減少しているが(1145件から1098件)、逮捕人数は増加している(1550人から1615人)。

押収した覚せい剤も増加(8121グラムから9074グラム)。

このように取り締まり実績は上がっているが、警察は決して賞金のためではないという。

5月31日火曜ダバオ市においてドゥテルテ次期大統領は、死んでいようが行きていようが麻薬王を捕らえた警察や軍隊に3百万ペソ(708万円)、密売人統括者を捕らえたら1百万ペソ(236万円)、小口密売人を捕らえたら5万ペソ(11万8千円)の賞金を出すと公表している( Duterte on Tuesday announced his plan to give a P3-million bounty to policemen or military officers who can get drug lords “dead or alive.” The P1 million will be given for arrested or killed “drug supervisors” and P50,000 for “small-time” drug peddlers)。

(3百万ペソと金額が大きいが、麻薬王1人の逮捕又は死亡は、100人の密売人が死亡したことに相当すると説明している)

一方、5月9日の選挙当選後オスメーニャ次期セブ市長は、覚せい剤密売人を殺したら5万ペソの賞金を出すと発表し、実際に既に賞金を出している。

(6月2日)

3.市長代行がバランガイ・キャプテン等を訴える

昨日2日木曜朝オスメーニャ市長代行(acting Mayor Margarita Osmeña)が47人のセブ市のバランガイ・キャプテンやバランガイ評議員をビサヤ行政監察官事務所(Office of the Ombudsman-Visayas)に告訴した。

彼等に貸与されていた市所有車を市長代行の命令に反して返却しないのは、刑事罰、行政罰に当たるというもの(charge them criminally and administratively for ignoring her order)。

併せて市長代行は彼等を予防的停職処分にするようにも求めている(place the barangay officials under preventive suspension)。

バランガイ・キャプテン等は58台の市所有車を市長代行の返却命令に反して返却しないという(1台当たり70万ペソ~1百万ペソ)。

この行為は、自動車泥棒(carnapping)、汚職(malversation)などの刑事罰対象であり、また職権乱用(grave abuse of authority)、不服従(gross insubordination)などの行政罰対象でもあるというもの。

市長代行は5月17日に、市長交代の準備のため資産調査、在庫調査をするとして救急車、パトカー等の緊急車両を除き貸与車両を返却せよ、との命令を出した。

返却が進まないので5月24日までに返却せよ、と再度の命令も出している。

市長代行は、返却しないのは彼等が市所有車を私用に使っている証拠だと非難。

返却していないバランガイは、市民サービスや緊急用に使用しているので返却できないし、これは市長代行の我々に対するいじめだ、と反論していた。

なお、市長代行は在庫調査が終了したら貸与車両を元に戻すとは限らないと表明している。

現在の貸与には不公平が多すぎるからという。

理由もなく貸与の多いバランガイと少ないバランガイがあるし、評議委員に貸与しキャプテンに貸与していない事例もあるなどとしている。

(6月3日)

4.災害基金で市長車として新車購入

停職中のラマ市長が災害基金で市長車として最高仕様の新車(brand new high-end vehicle、Toyota Super Grandia、P2.2 million、0.4270換算で515万円)を購入して約4ヶ月間(2月1日から5月17日まで)乗り回していたという。

そして、この新車は緊急対応車両(emergency response vehicle)に区分されていた。

オスメーニャ市長代行は、停職中のラマ市長のこの購入が正当な手続きを踏んだものか購入関連書類をチェックする必要があるとしている( have to review the purchase documents to see if the acquisition made by the suspended mayor was valid)。

停職中のラマ市長は車両を1台貸与されている上に災害基金を当て込んで新車を注文したことになる。

昨日3日金曜オスメーニャ市長代行は、停職中のラマ市長は新車を毎日使用していたので”毎日緊急案件が生じたのであろう(Something (an emergency) happens every day)、と皮肉っていた。

その上、このGrandiaは2月に納車された10台のトヨタ車((Grandia, eight Fortuners and an Innova))の内の1台で、10台で1500万ペソ(3513万円)になり、まだ支払いは済んでいない。

市の所有車両は約500台(オートバイを含む)あるが、これら10台は資産登録されておらず最近トヨタから市役所に集金が来て初めてこの10台が分かったという。

納車後のGrandiaは2月1日からラマ市長が使用し始めているが、購入指示書は5月2日付でラマ市長がサイン。

入札落札委員会(city’s bids and awards committee (BAC) )による落札通知書(notice of award)は5月11日付け。

ラマ市長はGrandiaを含め2台の市所有車を5月17日に市役所に返還(ラマ市長等への停職命令は5月17日執行)。

オスメーニャ市長代行は、Grandiaを含め10台のトヨタ車について 必要性がないなら支払いたくないと言っている。

8台のFortuners(1台P1.5 million、351万円)はラマ市長が選挙直前にセブ市警察に引き渡し、セブ市警察が使用中。

Innova(P800,000、187万円)は未使用で、市民登録官事務所へ引き渡し予定だったという。

the Fortuners and the Grandiaについては、だれも車両受領書にサインしないので支払い手続きには入れない状態(the documents for the Fortuners and the Grandia could not be processed because there was no one to sign the Acknowledgment Receipt of Equipment (ARE))。

直近のラマ市長時代5年間の車両購入費は5億6千万ペソ(13億1148万円)にのぼり、その多くがバランガイに貸与されている。

なお、オスメーニャ市長代行の貸与車両返還命令に従わなかったバランガイは50近くあったが、市長代行のオンブズマンへの告訴後18バランガイに減少している(市のバランガイ数は80)。

市役所の各部局やバランガイから返却された車両については、使用目的、必要性が確認された車両から順次再貸与されているという。

(6月4日)

5.セブ市警察は6台のパトカーを返却する

Benjamin Santos Jr.セブ市警察本部長は、停職中のラマ市長から4月に市警察に貸与された6台の新車パトカーFortunersが未払いになっていると聞きモノも言えないほどびっくりしたという(ラマ市長の停職は5月17日から。先に報道のあったパトカー8台というのは誤りで実際は6台とのこと)。

昨日4日土曜彼は記者の取材に対し次のように述べた。

”論争に巻き込まれるのを避けるため喜んで返却する、未払いなら返すべきだ、この件について全面的にオスメーニャ市長代行の指示に従う、しかしまだ返却せよとの指示はもらってないから使用は続ける、新パトロールカーは大変役立っている、すぐ立ち往生する既存のパトカー(six Mitsubishi Adventure、14 Toyota Vios sedan)とは大違いだ、実は我々は更にもう6台必要としているのだ。”

トヨタのディーラーが3日金曜に集金人を市役所に送り込んできたので10台が未払いと分かったという。

もう2台のFortunersは、収入役と市民サービス部長が使用していたが既に市に返還されている。

しかし、2人に貸与されたという書類はどこにもないらしい。

なお、オスメーニャ市長代行の貸与車両の返還命令に従わなかったバランガイは50近くあったが、昨日4日土曜で15バランガイに減少しているという。

(6月5日)


6.相次いで麻薬王射殺される

セントラル・ビサヤ管区警察局(Police Regional Office (PRO) 7)は相次いで麻薬王の逮捕状を入手し手入れを行い、麻薬王側から銃撃され銃撃戦となり麻薬王と子分たちを射殺している。

5月28日土曜早朝ボホール州Banacon Island in Getafe(ボホール島北部、セブ海峡に面す)の麻薬王Rowen “Yawa” Torrefiel Secretariaと子分2人を射殺し1人を負傷させ逮捕した。

Secretariaはセブ市のダウンタウン(Barangay Ermita and Barangay Pasil)、ラプラプ市、コルドバ町その他に週5キロのペースで覚せい剤を流通させていたと言われる。

流通には漁港が使用され、地元の政府関係者や警察は気づいてはいたが、怖くて手出しができなかったらしい。

Rowen “Yawa” Torrefiel Secretariaの家の近くの小さな漁港にはおびただしい数ののRowenと書かれたpumpboats(アウトリガーとエンジンのついたボート)が行き交っていたという(メトロ・マニラ方面から仕入れセブ州の各漁港へ運ぶらしい)。

オスメーニャ次期セブ市長は5月30日月曜警察に15万5千ペソ(0.4300換算で36万円)の賞金を渡したらしい(死者は5万*3人、負傷者は5千)。

彼の賞金授与はこれでもう3回目となった。

昨日5日日曜朝ボホール州Barangay Cawayan, Inabanga(ボホール島北西部、セブ海峡に面す)で手入れがあり、麻薬王David Mellomida Anunciadoと4人の部下が射殺され、3人が逮捕された。

銃器、手投げ弾、3百万ペソ(698万円)相当の覚せい剤、現金等を押収。

このグループは、近隣住民に対し武器をちらつかせるなど長期間にわたり問題となっていた。

また、強盗などもはたらいていたという。

一方、昨日5日日曜Eduardo Gullas次期タリサイ市長は、”麻薬王及びその関係者はタリサイ市及びセブ州から出て行け”、と記者会見で警告を発した。

彼は、麻薬王や密売人のリストをもっているし、またバランガイの幹部や警察官が関与していることも知っているぞ、とも述べている。

(彼は、警官が密売人を殺したら賞金を出すということはしない、としている)

(6月6日)

7.過剰殺害でも近距離射撃でもない

5月28日土曜ボホール州Banacon Island in Getafe(ボホール島北部、セブ海峡に面す)の麻薬王Rowen “Yawa” Torrefiel Secretariaと子分2人が射殺されたとされていた警察の手入れについて、国家人権委員会の法医学チーム(Commission on Human Rights (CHR) forensic team from Manila)は子分の1人とされていたJohn Jason Montes(22歳)の遺体を解剖し、”過剰殺害でも近距離射撃でもない(There were no signs of overkill and close-range firing)”、との1次所見を発表した。

正式には1~2週間後に書面にて報告される。

この国家人権委員会による解剖は、John Jason Montesの両親の求めに応じてなされたもの。

両親は、”息子は麻薬王の子分ではなくバスケットボールをしていただけ”と訴えていた。

また10歳の少女などの目撃証言によると、John Jasonは両手を上げ投降の意思を示していたともいう。

John Jasonの遺体には右脇の下と手首の2ヶ所に銃弾が当たっていた。

脇の下の銃弾は肺を貫通しており、これが死因だろうという。

銃弾は2発とも遠方より発射されていたとのこと。

4人の法医学チームは昨日6日月曜正午にセブに到着しセブ市にて解剖を実施。

遺体は本日7日火曜セブ市の共同墓地に埋葬されるが、両親は息子に正義がもたらされるようにとのプラカードを掲げ(with placards calling for justice for John Jason)葬儀の行進をするとしている。

(6月7日)

8.複数の麻薬王がセブを立ち去る

セントラル・ビサヤ管区警察局によると、複数の麻薬王が最近メトロ・セブの豪華な邸宅を捨てセブ州の外に出て行ったとのこと(Cebu’s drug lords abandoning homes to go into hiding)。

ダバオ自警団又は私刑団(Davao death squads)を組織したといわれ犯罪者から恐れられているドテルテ(Rodrigo Duterte)次期大統領が違法薬物への宣戦布告をしていること、最近のセントラル・ビサヤにおける違法薬物手入れで複数の麻薬王とその手下が銃殺されていることなどが影響していると見られる。

最近密売人の数が減っており(the number of people involved in illegal drug trade has dwindled)、また在庫処分を急ぐ者が増えて覚せい剤密売価格が60ペソにまで下落しているという(以前は200~300ペソ)。

末端の密売人の密売元売りのところへの出入りも頻繁ではなくなっているらしい。

(6月8日)

9.次期大統領は麻薬王1人殺害で5百万ペソの賞金に増額

昨日6月8日ドゥテルテ次期大統領はセブ市にて”セブで麻薬王を殺害した場合の賞金を3百万ペソ(0.432換算で694万円)から5百万ペソ(1157万円)に増額する”、と述べた(he upped the reward for each drug lord slain in Cebu to P5 million)。

これは5月31日火曜ダバオ市において、死んでいようが行きていようが麻薬王を捕らえた警察や軍隊に3百万ペソの賞金を出すと公表していたのを増額するという意思表示( Duterte on Tuesday announced his plan to give a P3-million bounty to policemen or military officers who can get drug lords “dead or alive)。

ドゥテルテ次期大統領は祝勝感謝パーティに出席のため昨日ダヴァオ市からprivate planeにて来セブ。

2つのパーテー( function hall of the Cebu Country Club in Barangay Banilad, Cebu City及び Adnama at the North Reclamation Area in Mandaue City)に出席し、 Shangri-La’s Mactan Resort and Spa in Lapu-Lapu Cityにて1泊で今日9日木曜 帰路につく。

この2つのパーテーへ出席するドゥテルテ次期大統領の警護等に3000人の警官が配置され、セブ市の道路は大渋滞になった。

午後6時50分キャピトル・サイトからマボロの夢屋へ夕食に出掛けたが、アヤラ周辺道路は車がびっしりで動かず大きく迂回して目的地へ行かざるを得ずタクシー代は普段の1.5倍かかった。

ドゥテルテ次期大統領やオスメーニャ次期セブ市長が麻薬密売人殺害に賞金を出すと宣言したことに対し、麻薬密売組織幹部が対抗措置を打ってきた。

以下昨日8日水曜のマニラ新聞の一部。

刑務所内の麻薬密売組織幹部が次期大統領殺害に懸賞金。次期国警長官も標的に

 次期国家警察長官への起用が決まったデラロサ警視正は7日、首都圏モンテンルパ市のニュービリビッド刑務所に収監されている麻薬密売組織の幹部たちが、ドゥテルテ次期大統領と自身の殺害に懸賞金1千万ペソを懸けたとの情報があると明らかにした。次期大統領は以前から麻薬密売組織撲滅に力を入れており、常に命を狙われる立場にある。

(6月9日)

10.次期大統領を恐れマンダウエ市最大の覚せい剤密売人が自首

ドゥテルテ次期大統領の違法薬物密売人への容赦無い警告を恐れ、8日水曜夜マンダウエ市覚せい剤密売人の最大のお尋ね者がマンダウエ市警察に自首してきたという(BECAUSE of the stern warning of President-elect Rodrigo Duterte against those who are involved in illegal drug trade, the most wanted drug personality in Mandaue City surrendered himself to the police last Wednesday night。)。

Pablo Loberanes(29歳)の自首は8日水曜午後9時30分頃で、ドゥテルテ次期大統領のセブ滞在中であった(in time for Duterte’s visit in Cebu for the two thanksgiving events)。

彼は、同棲相手の女性と8ヶ月の乳児と共にマンダウエ市警察本部に現れ、ライフル銃(unlicensed high-powered AR19 rifle)、60発の弾丸、幾らかの覚せい剤を差し出した。

彼は身の安全のため自首したと言い、人生を出直したいとしているらしい。

警察はこの自主が他の密売人の自首につながればいいと言っている( it should serve as an example to their other targets to surrender)。

(6月10日)

11.バランガイ補助金なし

来週13日月曜セブ市議会に2016年度第2次補正予算(P6-billion、0.432換算で139億円)が提出されるが、オスメーニャ市長代行はこの予算にはバランガイへの補助金が含まれていないと語った。

昨年12月に停職中のラマ市長がバランガイに支給した補助金(P800-million barangay aid、18.5億円)は議会の同意を得ていないのでバランガイは市へ補助金を返却しなければならない、とセントラル・ビサヤ監査委員会(Commission on Audit in Central Visayas (COA-7))が2月10日に指摘したためとのこと。

返却されるまで新たな支出はできない。

バランガイBuhisanは既にダンプカーを発注したが支払いの目処が立たなくなったなど複数のバランガイで問題が生じているらしい。

この事態を招いたことに関してバランガイにはまったく責任がないのだが。

(6月11日)

12.建築中のセブ市立病院は建築許可なし

セブ市立病院は2013年のボホール島を震源とする地震で使用不能となり取り壊され昨年2015年末から10階建て病院の新築工事が始まっているが、この工事の建築許可が出ていなかったという(The ongoing construction of the new 10-story building for the Cebu City Medical Center (CCMC) does not have a permit)。

10日金曜に建築主事室長(head of the Office of the Building Official)を引き継いだJosefa Ylananが発見した。

前任者のJose Marie Pobleteは許可無しで工事が始まったことを認めている(Former city engineer Jose Marie Poblete who also headed OBO admitted that the construction started late last year even if the project contractor did not have the necessary permit)。

建築基準法(Section 301 of Presidential Decree 1096 or the National Building Code of the Philippines)は、建築主事の許可(permit from the Building Official)をとることを求め、違反の場合は工事差し止め命令が出せるし、罰則もある。

建築主事は種々の点について審査し許可を出すこととされている(the Building Official shall see to it that the applicant satisfies and conforms to standard requirements on zoning and land use, lines and grades, structural design, sanitary and sewerage, environmental health, electrical and mechanical safety, as well as with other rules and regulations)。


前任者のJose Marie Pobleteが許可を出さなかったのは、市の計画開発室の立地許可が得られていなかったからという(OBO did not approve the application for a building construction permit of the new CCMC building immediately due to lack of locational clearance from the City Planning and Development Office)。

Ylanan建築主事室長は、オスメーニャ市長代行にまず相談するとしている。

(6月12日)

13.退職ビザのキャンセル手続きに3ヶ月以上かかる

今年3月7日に退職ビザのキャンセルを退職庁セブ事務所に申請したが、”デポジット引き出し許可証(bank withdrawal clearance)”を受け取れたのは6月9日木曜午後4時であった(Makati Head Officeからセブ事務所へbank withdrawal clearanceが配達されたのが9日午後4時)。

手続き終了に3ヶ月以上を要したことになるが、ヴィザ取得申請の時はキャンセル手続きは1ヶ月との説明であったし、今回3月にキャンセルの申請をした時は1~2ヶ月で終了、長くても2ヶ月で終了とのことであったので、極度の手続き停滞である。

手続きが終了したらセブ事務所がメールを送付してくれることになっていたが来ないので、5月中旬から何回も東京からメールで問い合わせを行い、5月下旬には”6月6日月曜にセブ事務所を訪問するので、bank withdrawal clearanceを用意しておいて欲しい”とMakati Head Officeとセブ事務所両方にメールを送っておいた。

6月6日月曜にセブ事務所を訪問したら、”まだ”とのこと。

Makati Head Officeに電話で問い合わせてもらったが、上司のサインが”まだ”とのこと。

私は、”来週13日月曜早朝の便で帰国するので、今週しか銀行手続きができない。9日木曜か10日金曜に銀行手続きができるように8日水曜か9日木曜に受け取れるようにして欲しい”、と航空チケットを提示し、Makati Head Officeへの催促メールにコピーを添えて送付してもらった。

6日月曜から毎日電話でMakati Head Officeに問い合わせてもらって分かったが、上司のサインは8日水曜午後で夕方航空便で発送したらしい。

私は9日木曜午後からセブ事務所で待機し配達を待ち、4時過ぎに配達があったので受け取って直ぐにBDO銀行ITパーク支店に直行。

デポジット引き出しと日本への送金の銀行手続きは2日を要し、9日木曜40分、10日金曜1時間半かかった(BDO銀行本店への問い合わせ等いろいろしなければならないので時間を要すと説明していた)。

メールで何回もMakati Head Officeとセブ事務所両方に催促し、その後毎日セブ事務所を訪問して急がせて手続き終了に3ヶ月以上かかったので、催促せず放置しておいたら4ヶ月位かかったかもしれない。

(6月13日)

14.昨日13日学校開始

昨日13日月曜より新学年が開始となったが、教室不足等から2部制(double shifts)をひいたり体育館を使用したりのスタートの学校がいくつもあったらしい。

中には週末まで学校開始が延期されたところもある。

学校開始が延期されたのはタリサイ市のCentral Schoolで18日土曜日学校開始で、開始が遅れた分を取り戻すため土曜と日曜に12時間づつ授業を行うという。

開始遅れは3階建12クラスの校舎の完成遅れ。

公共事業道路省(Department of Public Works and Highways (DPWH))から学校開始スケジュールの変更要請があったという。

マンダウエ市では教室不足から午後5時から9時までの授業の学校があるという(3部制か?)。

マンダウエ市の通常の2部制校はfrom 6 a.m. to 12:30 p.m. and from 12:31 p.m. to 6 p.m.。

ラプラプ市では4校で2部制となっている(市には69の公立小学校と高校)。

ナガ市でも2部制を採用しているところがあり、senior high school(11,12学年)用の9教室の完成待ち。

カルカル市は2部制の学校なし。

Sibonga町(セブ島南部、東海岸)では屋根無し体育館で300人のsenior high school生(Grade 11)が授業を受けたが、各自椅子持参とのこと。

総じて言えば教室不足の地域が多く、これは新senior high school生(Grade 11)用の教室建築遅れのため。

(6月14日)

15.刑務所に携帯電話通信抑止装置導入

昨日14日火曜オスメーニャ次期セブ市長は、違法薬物取引阻止のためにセブ市刑務所(Cebu City Jail in Barangay Kalunasan)内に携帯電話通信抑止装置(cellphone jammer)を導入すると語った。

(注)バランガイ ・カロナサンBarangay Kalunasan~バランガイ・ラホッグの山側隣のバランガイ。 バランガイ・ラホッグの山寄りには道教寺院(ビバリーヒルズ (高級住居地区)内)がある。

刑務所内の受刑者の中に携帯電話を使って刑務所外の違法薬物取引の指揮をとっている悪漢がいるので、これの通信を阻止するのだという(stop the illegal activities of some unscrupulous inmates who continue to operate their illegal drug business outside by using communication gadgets like cellphone)。

当然受刑者が携帯電話を所持することは禁じられているのだが、腐敗刑務官が買収されて携帯電話所持を見逃しているとのこと。

最近の刑務所内検査でもいくつもの携帯電話が発見されている。

セブ市刑務所長は、携帯電話通信抑止装置に関して既にマニラの刑務所管理刑罰局(Bureau of Jail Management and Penology (BJMP))と連絡をとっているという。

5日日曜セブ市バランガイ・ボンボン(Bonbon、バランガイ ・カロナサンの北西)で違法薬物根絶キャンペーン活動に熱心な牧師(Pastor Crisostomo Maternal Jr. )が射殺されたが、この黒幕はモンテンルパ(New Bilibid Prison in Muntinlupa)の受刑者である、との報告があるとオスメーニャ次期セブ市長は述べた。

また、次期セブ市長は違法薬物根絶施策について ドゥテルテ次期大統領の側近と相談しているとも語っている。

フィリピンの刑務所内の受刑者の行動がある程度自由で、刑務所外の子分との連絡も自由自在らしいのは、次のような報道があることからも想像できる。

刑務所内の麻薬密売組織幹部が次期大統領殺害に懸賞金。次期国警長官も標的に( 8日のマニラ新聞の一部)

 次期国家警察長官への起用が決まったデラロサ警視正は7日、首都圏モンテンルパ市のニュービリビッド刑務所に収監されている麻薬密売組織の幹部たちが、ドゥテルテ次期大統領と自身の殺害に懸賞金1千万ペソを懸けたとの情報があると明らかにした。次期大統領は以前から麻薬密売組織撲滅に力を入れており、常に命を狙われる立場にある。

(6月15日)

16.座礁の貨物船がサンゴ礁を損傷また次のようにも語った。

13日月曜夜明け頃パナマ船籍の貨物船(Belle Rose、4万8千トン、船主は日本の会社、Sun Ship Management Corp. Ltd. of Japan)が マラパスクア島(セブ島北端の北8キロ、Daanbantayan町)近くのサンゴ礁(coral reef of Monad Shoal)で座礁してまだ動かせない状態が続いている。

昨日15日水曜の発表では、損傷は300ヘクタールのサンゴ礁の浅瀬の内3ヘクタールにおよぶという(damaged area was about three hectares of the 300-hectare shoal)。

14日火曜タグボートが出動し座礁の貨物船を動かそうとしたが、サンゴ礁の損傷が更に増大するということでストップがかかった。

Monad Shoalは オナガザメ( thresher sharks)などのサメ類やエイ類が見れるダイビング・スポット。

貨物船には船長以下フィリピン人20人の乗組員が乗っていた(The 20-man all Filipino crew of the Japanese-owned vessel, including the Filipino captain identified as Vicar Niel delos Reyes)。

貨物船は日本からSan Fernando町(メトロ・セブの一部、セブ市の南方向))のTaiheiyo Cement Philippines Inc. (TCPI)へ向かっており、 clinkerを積んでいた。

(注)clinker~ クリンカーは,石灰石,粘土,酸化鉄,ケイ石を混合し,一部が融解するまで焼成して得られるが,これに石膏を加え細かく砕くとセメントが得られる。

沿岸警備隊の昨日の発表によると、サルベージ・チーム(combined salvage team from Malayan Towage and Nippon Salvage Company)が貨物船をどう引き上げ動かすか検討中とのこと。

満潮時にトライしてだめなら、積み荷を小舟に下ろし軽くする等。

貨物船は、座礁から抜けだしてもサンゴ礁の被害額調査等が終了し賠償額が確定するまでは立ち去れない。

貨物船には4ヶ所穴が空き1つのballast tankが損傷しているが、油漏れはない。

船長は既に”漁師たちを避けようとして浅瀬に乗り上げた”という趣旨の海難報告書を提出している。

なお、2013年に米海軍の掃海艦がフィリピン南西部のサンゴ礁に座礁し損傷を与えたが、米政府は約8700万ペソ(0.438換算で約1億9900万円)の賠償金を支払っている。

(6月16日)

17.イナヤワンへのゴミ捨て再開

セブ市はイナヤワン・ゴミ埋立地へのゴミ捨てを来週(19日日曜の週)にも再開するそうだ。

(注)イナヤワン・ゴミ埋立地~Inayawan sanitary landfill(Barangay Inayawan、セブ市海岸の南端でタリサイ市との境)、15ヘクタール、 Inayawanゴミ埋立地は、ゴミから発生するメタンガスによる火災が頻繁に発生したり、毒性ガスと悪臭が近隣住民に発熱、咳、悪寒、めまい、頭痛、吐き気を発生させたり、ゴミから出る液体やヘドロを処理する施設がなく近隣住民に危険であったり、また海洋汚染を招く等、大きな問題になっていた。2015年1月ゴミ捨て廃止。

セブ市はゴミ捨て再開にあたってセントラル・ビサヤ環境管理局(Environmental Management Bureau (DENR-EMB) 7 )の許可を得る必要は無いとの立場(2015年1月のゴミ捨て廃止は正式のゴミ捨て場閉鎖では無かったとの主張)だが、同局は環境汚染防止のガイドライン(エコロジカル固形廃棄物管理法Ecological Solid Waste Management Act of 2000等)を守ってもらわなければならないとして来週月曜20日にセブ市幹部と会いゴミ捨て計画について事情聴取をすると言っている。

セブ市は毎日300トンのゴミが出る。

2015年1月以降はゴミの全量をConsolacion町(マンダウエ市の北)のAsian Energy Corp.へ運んでいたが、ここへの支払いがP10 million to P14 million(0.445換算で2247万円~3146万円)かかる上、ガソリン代、トラックの修理費等を合わせると月間P20 million(4494万円)の支出になっていた。

(注) マンダウエ市がセブ市からConsolacion町(マンダウエ市の北)のAsian Energy Corp.へのゴミ運搬トラックのマンダウエ市通行を禁止したので、セブ市の山沿いの道路を経由しなければならなくなり、悪路と急な坂道のため運搬が困難を極め、車両の痛みも早かった。

セブ市は、最新のテクノロジーとイノベーションによる固形廃棄物処理(solid waste management)により環境汚染を防止するとしている。

また、浸出液問題については浸出液の溜池を整備し浸出液の外部への流出を防ぐともしている。

危険物及び病院廃棄物は今までどおりConsolacion町へ運び、残りをイナヤワンへ運ぶとのこと。

(6月18日)

18.セブ市立病院の新築工事ストップ

10階建ての新築工事途上のセブ市立病院(Cebu City Medical Center (CCMC))の建築許可が得られていなかった件で、明日20日月曜から工事がストップとなる。

17日金曜オスメーニャ市長代行は市役所建築関係部門及び工事業者(C.E. Padilla Construction)と会議を開催した後、この決定を下した。

市当局は民間の工事に厳しく対処しているのに自前の工事だけ甘くする訳にはいかないということ。

工事の中止期間は2週間程度で許可が得られ次第工事は再開される見込み。

建築許可が得られていなかったのは、セブ市立病院と道路( Panganiban St.)との境界がはっきりしていなかったことや必要書類の未整備があったためらしい。

(注) Panganiban St.~セブ市立病院と消防局に挟まれた道路で、ハイウエイから海方向に向かう道路。

この道路は現在幅10メートル道路であるが将来20メートルに拡幅する予定なので道路拡幅後の境界を確定しなければならないが、測量等を1週間程度で行い確定させる予定らしい。

また建築業者は必要書類を29日水曜までに揃えると約束したという。

現在セブ市立病院の新築工事はフェーズ1の40%まで進んでいる。

フェーズ1は来年2017年7月完了予定で、今回の工事中断による遅れは出ないという。

フェーズ1のコストは6億ペソ(0.447換算で13億円)で、全体のコストは15億ペソ(34億円)とのこと。

(6月19日)

19.セブの大物麻薬王射殺される

17日金曜夜10時40分首都圏ラスピニャス市においてセブの大物麻薬王Jeffrey "Jaguar" Diazが射殺されたとのこと(Cebu big-time drug lord killed in Las Piñas shootout)。

Diazの他、彼の運転手も銃殺されたが、同乗していたセブにおける大物麻薬王Alvaro aka Barokは逃亡した。

セントラル・ビサヤ管区警察とラスピニャス署はAlvaroに対する逮捕状(殺人と違法薬物)を持って麻薬王達の車を追って、追いついたら麻薬王達は車から銃撃してきたという。

警察は武器や覚せい剤などを押収した(loaded M16 rifle, loaded handgun, P1.2 million worth of suspected shabu (crystal meth), including cash, jewelries and mobile phones)。

セントラル・ビサヤ管区警察はAlvaroがラスピニャス市のDiazの家に潜伏しているのを発見し監視していた(DiazはAlvaroへの覚せい剤の供給元)。

Diazはラスピニャス市に家を10件位所有し子分たちを住まわせ、それらを転々と移動していた。

セントラル・ビサヤ管区警察は、セブの覚せい剤密売人たちに、”覚せい剤密売から手を引け、さもなくば刑務所行きかDiazと同じ運命だぞ、殺されるぞ”と警告している。

(6月19日)

20.イナヤワンへのゴミ捨て再開を来週に延期

セブ市は本日20日月曜からイナヤワンへのゴミ捨てを再開する予定であったが、来週に延期するそうだ(Cebu City Government will postpone the reopening of the sanitary landfill in Barangay Inayawan today to next week)。

理由として、ゴミにかける石灰の調達が間に合わない、アクセス道路の整備及びブルドーザーやバックホー掘削機(backhoes)の手配にもう少し時間がかかるなどを上げている。

(注)ゴミにかける石灰~法律により日々ゴミに石灰をかけなければならない( The limestone serves as a daily cover placed over the waste at the close of each day’s operation.To control water infiltration, gas emission and erosion, a final cover is placed over the completed landfill。Section 41 of Republic Act (RA) 9003, or the Ecological Solid Waste Management Act of 2000)。

市当局は延期の理由として石灰が間に合わない等、いろいろ理由を上げているが本当の理由は環境行政当局との調整に時間がかかるということと推定される。

オスメーニャ市長代行は8日に環境管理局( Environmental Management Bureau (EMB))に”イナヤワンへのゴミ捨てを再開する”と通知しているのだが、同局はゴミ捨てに関する環境対策の詳細をもっと知る必要があると表明している。

セブ市は環境管理局 の許可を得る必要は無いとの立場であったが、同局は市が環境基準を満たしているか評価するとして計画書の提出を求めている(City Hall also needs to submit a proposal for its reopening, which the Environmental Management Bureau (EMB) will then assess)。

また、同局はゴミ置き場の境界に柵を設けるのか、廃棄物エネルギー回収施設(waste-to-energy facility)を設けるのか等、種々聴取したいことがあるとしている。

(参考)セブ市におけるゴミ4分類とその処理

A.プラスチックplastic wastes~イナヤワンにある萬世リサイクル・システムズ株式会社(Yokohama-based firm Mansei Recycle Systems Co.)がフラフ化廃プラスチック燃料(plastic fuel fluff)に加工し、Apo Cement Corp.が購入し燃料として使用している。

B.生物分解性ゴミbiodegradable wastes~カルボン・マーケットから出る野菜ゴミ等は、堆肥生産者(セブ市山間部に施設)が引き取っている。

C.危険物、病院廃棄物hazardous and special wastes~今後も今までどおりConsolacion町へ運ぶ予定。

D.その他residual wastes~ その他をイナヤワンへ運ぶ予定。

(6月20日)

21.座礁船が沖合に引き出される

13日月曜夜明け頃パナマ船籍の貨物船(Belle Rose、4万8千トン、船主はSun Ship Management Corp. Ltd. of Japan)が マラパスクア島(セブ島北端の北8キロ、Daanbantayan町)近くのサンゴ礁(coral reef of Monad Shoal)で座礁したが、昨日20日月曜午前10時過ぎタグボート3艘により100メートルほど引かれ沖合に引き出された。

これが2度目の試みだった。

19日日曜には満潮時の水位が低かったので引き出しに失敗。

バラスト・タンクから水を1000トン抜き船を軽くしてから引っ張った。

Belle Roseは、2艘のタグボートに引かれSan Fernando町のTaiheiyo Cement Philippines Inc. (TCPI)へ積み荷( 48,000 metric tons of clinker)を運び、損害賠償金の支払いが済むまでそこに留まらなければならない(under detention)。

賠償金の額は混成ダイビング・チームの調査に基づきこれから精査される。

(注)混成ダイビング・チーム composite team of divers~環境天然資源局、漁業水産資源局、沿岸警備隊、中央方面海軍管区、セブ州災害リスク軽減管理室(指揮を執る)から参加( the team is composed of personnel from DENR, Bureau of Fisheries and Aquatic Resources (BFAR), Philippine Coast Guard (PCG), Naval Forces Central (Navforcen) and Provincial Disaster Risk Reduction and Management Office (PDRRMO).The Provincial Government will head the composite team)。

(6月21日)

22.セブの大物麻薬王4人の内3人が活動停止

17日金曜夜首都圏ラスピニャス市においてセブの大物麻薬王Jeffrey "Jaguar”Diazと彼の運転手(兼ボディガード)が射殺された時、同乗していたセブにおける大物麻薬王Alvaro “Barok” Alvaro は逃亡したとされていたが、一昨日21日火曜ボホールの国家捜査局へ自首してきたそうだ。

生命の危険を感じての自首らしい。

これを受けてオスメーニャ次期セブ市長は、セブ州の大物麻薬王4人の内3人までが活動停止に至った、と喜んでいる(INCOMING Cebu City Mayor Tomas Osmeña says he is happy that suspected drug lord Alvaro “Barok” Alvaro surrendered to the National Bureau of Investigation (NBI) in Bohol。Three of the top 4 drug lords in Cebu are now out of action,Osmeña posted on his Facebook account)。

Alvaro “Barok” Alvaro は、自首後国家捜査局に覚せい剤密売組織に関する情報を提供し捜査に協力しているという。

Alvaroは、捜査協力のためボホールの国家捜査局捜査官と21日火曜マニラに飛び、昨日22日水曜夜戻り、セブ市の国家捜査局に留置されている。

Alvaroの覚せい剤取引の本拠地はダナオ市とマニラ首都圏という(Alvaro’s illegal drug trade was based in Danao and Manila)。

そして、主な覚せい剤流通地域はDanao City, Compostela, Carmen, Catmon, Sogod and Camotesとのこと。

またAlvaroは2人の警官殺害事件の黒幕の容疑者でもある(Alvaro allegedly masterminded the murders of two police officers, one of whom was Senior Insp. Jonas Tahanlangit, who was shot and killed last April in San Francisco, Camotes)。

(6月23日)

23.麻薬王殺害で覚せい剤流通が細り価格アップ

5月28日ボホール州Banacon Islandで麻薬王Rowen “Yawa” Torrefiel Secretaria(based in Barangay Ermita、セブ市)が射殺され、今月6月17日金曜首都圏ラスピニャス市でセブの大物麻薬王Jeffrey "Jaguar”Diaz(Barangay Duljo Fatima、セブ市)が射殺され、一昨日21日火曜セブの大物麻薬王Alvaro “Barok” Alvaroがボホールの国家捜査局へ自首してきたのでセブの大物麻薬王4人の内3人が活動停止したことになるが、この影響でセブ市の覚醒剤の流通が細り末端価格が普段の300ペソ(0.4465換算で672円)が2倍の600ペソ(1344円)になっているという(THE tougher drive of the police against illegal drugs reportedly brought down the supply in Cebu City and forced dealers to double the price)。

大物麻薬王の他、多くの密売人が射殺あるいは逮捕されている。

昨日22日水曜Liloan町で警察に手榴弾を投げようとしたsuspected drug pusher Andres Soyosa Jr.が射殺され、仲間数人が逮捕された。

20日月曜にはDumanjugで銃撃戦の後suspected drug pusher Florencio Cincoが射殺され、17歳の息子が逮捕された。

同日セブ州において一斉手入れが行われ、18人が逮捕され、百万ペソ相当の覚醒剤が押収されている(Carcar City, San Francisco, Bantayan, Bogo City, Balamban, Santa Fe, Pinamungahan, Samboan, Barili, Malabuyoc, Asturias and Pinamungahan)。

セントラルビサヤ管区警察では今年1月から5月22日までで1098件の手入れを行い、1615人を逮捕し、9,074.15 grams of shabu, with an estimated market value of P106,447,286を押収しているという。

(6月23日)

24.会計監査委員会指摘9億63百万ペソの支出疑問

昨日23日木曜会計監査委員会(Commission on Audit (COA))がセブ市の2015年の会計監査を終えて市の幹部に概要を説明したが、54項目、9億63百万ペソ(0.446換算で21億5919万円)の支出に疑問があるとした。

次は主な指摘。

A.Carbon Market IIの再建工事(1,998年に火災)は62%の進捗状況で未だに完成していないので(当初の期日は2年前)Geety Realty Development Corpとの1億67百万ペソの契約を破棄すべきとの指摘。

市は既に1億370万ペソ支払い済み。

オスメーニャ市長代行はGeety Realty Development Corpとの契約を破棄するとともに同社に対し訴訟を起こすと言っている。

B.8億ペソのバランガイへの補助金は市議会の同意を得ていないので違法。

C.31百万ペソのバランガイ・キャプテン、評議委員等に対するインセンティブは人件費(personal services item、personnel expenses like salaries and incentives)予算から支出されなければならないところ修繕費予算等から支出されているので違法。

D.市役所職員への1億29百万円のインセンティブが一律に3万ペソづつ支給されているが、インセンティブは個人の業績に応じて支払われるべきものであるから不適切。

E.人事委員会が承認していない2人(City Administrator Lucelle Mercado and Assistant Department Head II Belinda Navascues)に330万ペソのサラリーを支給しているが、これは市に返還されなければならない。

これらについて記者の質問を受け停職中のラマ市長は、報告書を読んでいないので何も言えない、と語っている。

(6月24日)

25.ドゥテルテ次期大統領セブで2度目の祝勝感謝パーティ

ドゥテルテ次期大統領は今日(25日土曜)セブを訪問し、セブで2度目の祝勝感謝パーティに出席する。

前回7日の祝勝感謝パーティはセブ・カントリークラブで主要サポーター200人程度の夕食会等だったが、今日は南海岸道路埋立地の会場(Sugbo grounds at the South Road Properties in Cebu City)に5万人~8万人程度集まると予想されている。

次期大統領はラプラプ市で友人の娘の結婚式(Shangri-La’s Mactan Resort and Spa)に出席した後、祝勝感謝パーティ会場に現れる。

次期大統領は会場に夜8時~深夜の到着予定だが、会場におけるコンサート(thanksgiving concert for Duterte’s election victory)は午後4時開始で3つの大型スクリーンが用意される(Three giant LED screens will be set up at the venue)。

コンサートに先立ち午前9時から午後2時までPlaza IndependenciaにおいてHalad Pasalamat(医療等無料提供)がある。

ここでは、無料で健康診断、歯科診断、法律相談、公証、理髪、足マッサージなどが提供されるという。

(注)Halad Pasalamatへの官民の提供団体等~ These services are offered in partnership with the Philippine Statistics Authority, Department of Agriculture, Land Transportation Office, Philippine Postal Corporation, Government Service and Insurance System, Department of Foreign Affairs, Cebu City Government’s Department of Veterinary Medicine and Fisheries, Presidential Commission for the Urban Poor, PhilHealth, Philippine Information Agency, Socialized Security System, Pilipinas Guardians International Inc. and Health Inc. Outpatient Services。

(6月25日)

26.ドゥテルテ次期大統領セブでスピーチCHANGE OR DIE

ドゥテルテ次期大統領は、昨日25日土曜午後10時15分ころセブ市のパーティ会場(thanksgiving party at the Sugbo grounds in South Road Properties)に現れ、約1時間弱、ほとんどセブアノ(セブ語)でスピーチしたとのこと。

午後からの大雨のため会場のコンサートは3時間遅れで午後7時から開始されていた。

大雨と厳重な警戒のため次期大統領のスピーチを聞いたのは2500人程度だったらしい(警察発表)。

(注)ドゥテルテ次期大統領は次期国家警察長官と共に、麻薬王から10億ペソの懸賞金をかけられ命を狙われているため、警備が特に厳重(the incoming president is being targeted for liquidation by drug lords who were reportedly raising P1 billion to get him and his incoming Philippine National Chief, Ronald “Bato” dela Rosa)。

彼はスピーチで、選挙でのサポートに感謝を述べるとともに、真に国に奉仕し、国の資源を平等に分配し、平和をもたらす、と約束した。

今までの大統領は金儲けのために大統領職についた、これが我が国がいっこうに進歩しない理由である、とセブアノで述べている。

今月30日正午大統領に就任したら直ぐに国を挙げて違法薬物に対する全面戦争に突入するとし、違法薬物の取引に関わっている警官や役人は去らなければならない、と述べた。

大統領府の下のフィリピン薬物取締庁(Philippine Drug Enforcement Agency)によると、違法薬物の常習者は全国に3百万人いるという。

違法薬物は、レイプ、強盗、その他の犯罪を導く。

だから、大もとの違法薬物を根絶する必要がある。

次に、国から汚職を無くす。

彼は、最も酷い汚職の巣窟として関税局と内国歳入局(the Bureau of Customs and the Bureau of Internal Revenue)をやり玉に上げ汚職があったら直ぐにホットライン(今後設置するとしている)に通報せよと述べた。

役所の許認可を得るための長い行列も無くするとも述べている。

彼はまた、連邦制に移行し国の富を平等に分配するとしている。

マニラの中央政府が富を多く取り過ぎているのでセブアノ(セブ人)は連邦制を強く求めている、と語っている。

最後に、ミンダナオの紛争を解決したいとし、最近共産党、モロ民族解放戦線、モロ・イスラム解放戦線(communists, the Moro National Liberation Front and the Moro Islamic Liberation Front)と話し合いをもって、戦闘を止めよと、言っていると語った。

コンサートに先立ち午前9時から午後2時までのPlaza IndependenciaにおけるHalad Pasalamat(医療等無料提供、free services offered by Duterte supporters)には約1000人の貧困者が集まって食料の提供や医療サービス等を受けたという。


なお、サマール島の東465キロに低気圧があるため昨日午後の大雨となったが、この影響で29日水曜まで所により大雨があるので注意せよとマクタン気象台は呼びかけている(Issued at: 5:00 AM today, 26 June 2016。Synopsis:At 4:00 am today, the Low Pressure Area (LPA) was estimated based on all available data at 465 km East of Borongan City, Eastern Samar (11.6N, 129.7E). It is embedded along the Intertropical Convergence Zone (ITCZ) affecting Visayas and Mindanao.)。

また、落雷にも注意せよとのこと。

(6月26日)

27.セブ市道路を立体交差に

オスメーニャ次期セブ市長は、現下の交通渋滞を緩和するため73億ペソ(0.454換算で161億円)に上る20の立体交差道路工事プロジェクトの実現に努めたいとしている。

この計画は日本の独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agency (JICA))の提言(Roadmap Study for Sustainable Development in Metro Cebu 2015 interim report)を下敷きにしている。

陸橋が33億1千万ペソ(73億円)、地下道が40億ペソ(88億円)。

オスメーニャ次期セブ市長は、メトロ・セブの道路渋滞は小手先の対策では管理できなくなっているので、立体交差工事は時間も金もかかる事業だが任期中にやり遂げたいとしている。

JICAの提言には以下の立体交差計画が載っているらしい。

セブ市の6陸橋。

the corner of M.J. Cuenco Ave. (ハイウエイ)and Juan Luna Ave.(ギャラリーモールの面する道路)
Gen. Maxilom Ave.(マンゴ・アヴェニュー) corner M.J. Cuenco Ave.;
Osmeña Blvd.(州庁舎から海方向へ向かう道路) corner N. Bacalso Ave.(ハイウエイ)
V. Sotto Sr. corner C. Arellano Blvd.;
M.C. Briones St. corner UN Ave.;
P. Del Rosario St.(ハイウエイ) corner Leon Kilat.

マンダウエ市の4陸橋。

M.C. Cortes Ave. corner Jose L. Briones;
M.C Briones St. corner A.S. Fortuna;
Ouano Ave. corner E.O. Perez St.;
Ouano Ave. corner Conrado Seno.

セブ市の9地下道。

the corner of Juan Luna Ave. and Cardinal Rosales Ave.;
Juan Luna Ave. corner A. Soriano Ave.;
Gen. Maxilom Ave. corner Gorordo Ave.;
Gen. Maxilom Ave. corner M. Gotianuy St.;
Gen. Maxilom Ave. corner?Juana Osmeña St.;
Archbishop Reyes Ave.(アヤラからセブカンへの道路) corner Juan Luna Ave.;
Cardinal Rosales Ave. corner Mindanao Ave.;
Gen. Maxilom Ave. corner Rahmann St.;
Colon St. corner Leon Kilat St.

マンダウエ市の1地下道。

intersection of A.C. Cortes Ave. and S.B. Cabahug.

JICAは、工期を短くするため鋼製地中連続壁工法や鋼製デッキプレート床構造工法を勧めているという(JICA also recommended that a rapid method construction be used. It pointed to Japanese technology that has been applied on steel boxes and steel deck slab-type bridges, among others, when constructing the superstructure and substructure)。

JICAは、数日間296台のタクシーにGPS (Global Positioning System) devicesを付け、道路のボトルネックを検出し、提言に結びつけている。

(6月27日)

28.イナヤワンへのゴミ捨て本日29日再開

セブ市はイナヤワンへのゴミ捨てを本日29日水曜再開する(reopen sanitary landfill in Barangay Inayawan)。

セブ市がセントラル・ビサヤ環境管理局(Environmental Management Bureau (EMB) 7)に対して環境法規を順守するとの文書を提出したので、同局はセブ市が法規を順守する限りにおいて反対しないとしたとのこと。

イナヤワンのゴミ捨て場所は15.4ヘクタールあるがこの内5ヘクタールはまだ捨てる余地があり少なくとも2年は継続可能という。

(6月29日)

29.市民に医薬品を無料配布~次期セブ市長

オスメーニャ次期セブ市長は、昨日28日水曜セブ市市スポーツセンターで市長就任宣誓式を行ったが、この中の演説でセブ市をナンバーワン都市にするとともに市民に医薬品を無料配布するなどと述べた( vowed to make the city number one in the country。give free medicines to all Cebu City residents especially the elderly)。

どういうわけかセブは殺人事件ナンバーワン都市であるが、皆のためにこれを変える決意であるとしている(We are the number 1 murder capital of the Philippines. I don't know how that happened. I have decided to change all of that because it is for you, not for me)。

医薬品の無料配布について市議会の反対があっても実施する、そして薬の配布があれば病気を減らし市立病院の支出を抑えることができる、任期中に市の死亡率を最低にしたい、とした。

その他、彼の発言要旨は次のとおり。

停職中のラマ市長がSM, Ayala and Filinvestに販売した南海岸道路埋立地の土地の返還要求をして、市の財政を劇的に改善する(he will reclaim the South Road Properties (SRP) lots sold by Rama to SM, Ayala and Filinvest and turn around the city’s finances)。

麻薬密売を根絶するとともに正道から外れた市役所職員をしつけ直す(crack down on drug dealers and discipline errant City Hall employees)。

この国では富める者は益々富み普通の人はいつも損をしているので、この流れを阻止し明るい未来を目指したい。

(6月29日)

.30.水道の供給量が元に戻る

干ばつでダムと調整池が干上がり、4月からメトロ・セブにおいて水道が全く出ない又は水道の出が悪い地域が発生という状態が続いていたが、昨日29日水曜メトロポリタン・セブ水道区(Metropolitan Cebu Water District (MCWD))はこのところ続いた降雨により今週より水道供給量が元に戻ったと発表した(MCWD: Water production at normal levels)。

最近の大雨により地上水(ボヒサン・ダムBuhisan Dam in Cebu Cityとハクロパン調整池Jaclupan Facility in Talisay)が少しづつ元に戻りつつあるとのこと(started replenishing the surface water supply)。

メトロポリタン・セブ水道区の給水量は1日平均22万立方メートル。

これが4月には19万立方メートルまで下がっていた。

ハクロパン調整池の給水量は6500立方メートルまで下がっていたが3万立方メートルまで回復(通常は3万3千立方メートルの給水)。

ボヒサン・ダムの給水量はゼロだったのが2千立方メートルまで回復(通常は7千立方メートルの給水)。

(6月30日)

(1) (2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10) (11)(12)(13) (14)(15)(16)(17)(18)(19)(20) (21)(22)(23) (24)(25)(26) (27)(28)(29)(30) セブのトップ