1.統一選挙の9日は特別休日
2.時間給水開始メトロポリタン・セブ水道区
3.熱射病関連で7人死亡セブ州
4.新しい消防車5台の贈呈式
5.明日8日日曜午前0時よりアルコール類の販売・提供・飲用禁止
6.頭に銃弾の日本人遺体発見ナガ市
7.火災で7人死亡セブ市 Pahina Central
8.ボホール行きのボート故障で167人救助
9.コルドバ町722人投票できず
10.投票に行き熱射病で3人死亡セブ州
11.セブ市長はオスメーニャ前市長がカムバック
12.14日土曜特別投票日と当選者公式発表遅れ
13.第3橋コスト165億ペソが279億ペソに上昇との試算
14.ラマ・セブ市長等への停職命令が今週執行される見込み
15.5月初めての降雨昨日15日
16.ラニーニャ現象による大雨等に備えよ
17.ラマ・セブ市長等への停職命令が執行される
18.4人の市議会の議決が有効か確認のため市議会延期
19.市役所職員の休暇の取り消し命令
20.ラニーニャ現象が6月スタート
21.犯罪者を殺したら5万ペソの賞金
22.今週降雨があるので傘が必要
23.覚せい剤密売容疑者の射殺で5万ペソの賞金受け取る
24.人権委員会委員長が5万ペソ賞金に難色
25.24日雨季入り25日未明豪雨洪水
26.新11年生の教室と教師が不足
27.4人の市議会議員しかいなくても議会招集可能
28.ブリガダ・エスクエラ始まる

5月のセブ

1.統一選挙の9日は特別休日

統一選挙(大統領選挙を含む)の5月9日は特別休日だそうだ( Aquino declares May 9 special non-working holiday、4月25日月曜大統領署名、27日水曜大統領府発表)。

9日の労働の場合、雇用者は非雇用者に30%増しの賃金を支払わなければならない( if the employee works during a special non-working day, the employee should be paid an additional 30 percent of his or her daily rate on the first eight hours of work)。

登録有権者数は全国で54,363,844人という(In Central Visayas, Cebu province has 2,722,288 registered voters; Bohol province has 798,768; while Siquijor province has 68,988 registered voters)。

最大の注目の大統領選であるが支持率のトップが入れ替わる混戦が続いており、最近は ドゥテルテ・ダヴァオ市長がトップらしい。

ABS-CBN-Pulse Asia survey、 from April 12 to 17 on 4,000 registered voters、誤差+/- 1.5 percent( INQUIRER.net、09:18 AM April 24th, 2016)

ロドリゴ・ドゥテルテ・ダヴァオ市長Davao City Mayor Rodrigo “Digong” Duterte、34 percent。

グレース・ポー上院議員Senator Grace Poe、22 percent。

ジェジョマル・ビナイ副大統領Vice President Jejomar Binay、19 percent。

マヌエル・ロハス前内務・自治相former Interior Secretary Mar Roxas、18 percent。

サンチャゴ上院議員Senator Miriam Defensor-Santiago、2 percent。

(注)今年5月9日の統一選挙~ 大統領、副大統領、上院議員、下院議員、州知事・副知事、市長・副市長、町長・副町長、州議会議員、市議会議員、町議会議員など総計約1万8千のポストを争う。

(5月1日)

2.時間給水開始メトロポリタン・セブ水道区

メトロポリタン・セブ水道区( Metropolitan Cebu Water District (MCWD))は、先月より2万立方から3万立方へ供給不足量が拡大したとして幾つかの地域で時間給水を開始すると発表した(WATER RATIONING STARTS、 http://cebudailynews.inquirer.net、May 1st, 2016 10:48 PM)。

時間給水となるのは高地や水道管の末端地域の3万1千戸程度(メトロポリタン・セブ水道区の総供給戸数は17万戸)。

影響を受ける地域では1日1~2時間しか水道が出ない日もあり得るとのこと。

セブ市バランガイCarreta(アヤラ・モールの海寄りのハイウエイ沿いの中国寺院・墓地のある地域)では既に水道が全く出ないとの報告があるという。

供給不足量が更に拡大すれば、同様の地域が増加する。

セブ市バランガイApas(IT Parkのある地域)では一定時間しか水の出ない時間給水が既に始まっており、各家庭は水を溜め置きしておく必要がある。

cities of Cebu, Talisay and Lapu-Lapu and the town of Liloanにおける時間給水の地域では、午後10時から朝5時までの間に水を貯めよ、とのこと。

Buhisan Damは干上がり、Jaclupan調整池もほとんど干上がっていることが水不足の主要因。

メトロポリタン・セブ水道区では水道用水供給業者から追加の水供給を受けているが、不足量を埋めるに至っていない。

例年の3月の降水量は61ミリだが、今年は4ミリしか降らなかった。

例年の4月の降水量は50ミリだが、今年は1ミリしか降らなかった。

(注)メトロポリタン・セブ水道区の水供給源~122井戸、1ダム(Buhisan Dam)、1調整池(one semi-surface water、 Jaclupan Dam)、5水道用水供給業者?(bulk water suppliers))。

(5月2日)

3.熱射病関連で7人死亡セブ州

昨日2日月曜セブ州災害リスク軽減管理室(Provincial Disaster and Risk Reduction and Management Office (PDRRMO))は、熱射病関連で7人が死亡し、農産物、家畜、漁業被害は2億2710万ペソ(0.4390換算で5億1731万円)に上ると発表した。

(注)熱射病関連死( heat-related deaths)~ 死者は、猛暑や脱水症状のため血圧の急上昇を招き脳卒中や心臓発作を起こしたと考えられ、従って熱射病自体の死亡ではなく熱射病関連死としている( It is possible that the victims had a stroke or heart attack and their blood pressure shot up because of the extreme heat or dehydration. So it could be heatstroke-related deaths but not heatstroke per se)。

死者が出たのは、first districtとDaanbantayan(セブ島北端) and San Remigio(セブ島北部西海岸) townsという。

(注)first district~セブ市の南隣の地域。カルカル、ナガ、タリサイの各市とミングラニラ、サンフェルナンド、シボンガの各町。

主な農業被害等は以下のとおり(マンゴーは高価格なので被害額の3分の2を占める)。

マンゴーmango P151 million

野菜vegetables, P34 million

とうもろこしcorn, P30 million

バナナbananas, P2.2 million

米rice, P1.1 million

他の作物other crops at P861,151

家畜Livestock damage was estimated at P6.7 million

漁業fisheries sector incurred losses of P759,100。

なお、セブ州では先週(4月最終週)人工降雨(cloud-seeding operations)を試みたが、降雨量は多くなくあまり成果は上がっていないようだ。

今週も人工降雨に挑戦するという。

(注)先週の人工降雨で雨が降った地域~セブ市の山及びセブ市隣接自治体の山、mountain barangays of Cebu City, Balamban, Asturias等。

(5月3日)

4.新しい消防車5台の贈呈式

昨日4日水曜セブ市から市消防局と4バランガイへの消防車の贈呈式が行われた。

市消防局が受け取った消防車は梯子とステンレス水槽付きでP13.5-million(0.4375換算で3086万円)。

22階以上のビルディングでも対応可能という( aerial ladder, which can reach buildings taller than 22 floors)。

バランガイへ贈られた消防車は1台P3.5 million(800万円)のステンレス水槽付き消防車。

4バランガイは、Basak Pardo, Basak San Nicolas, Suba and Quiot。

今回の贈呈で低地の26バランガイ全てが消防車とボランテア消防団をもつことになった(At present, 26 lowland barangays already have their own fire trucks and fire volunteer brigades)。

消防車5台は全て輸入で昨年注文していたもの。

なお、明日6日金曜には10台の救急車がバランガイへ引き渡される。

(5月5日)

5.明日8日日曜午前0時よりアルコール類の販売・提供・飲用禁止

投票日(9日月曜)の前日及び当日の選挙運動は禁止されているので、本日7日土曜が選挙運動の最終日になる(Today is the last day of the official campaign)。

また、投票日の前日及び当日のアルコール類の販売・提供・飲用が禁止されているので、明日8日日曜午前0時よりアルコール類の販売・提供・飲用が禁止となる(The liquor ban will start at midnight and last until 12:01 a.m. on Tuesday, the morning after the elections)。

昨日6日金曜選挙管理委員会等はセブ州各投票所の投票用紙読取機の最終チェックを行い9件の故障等を発見したが、大きな問題はなく修理等の後封印をしたという(At least nine vote counting machines (VCMs) in three cities and four towns in Cebu province malfunctioned during the final testing and sealing yesterday, the Commission on Elections (Comelec) confirmed)。

(注)アルコール類の販売・提供・飲用の禁止の例外~外国人観光客の多いレストラン(例えば日本レストラン)等は許可を取れば外国人旅行者への酒類の提供が許される。

(5月7日)

6.頭に銃弾の日本人遺体発見ナガ市

投票日(9日月曜)の前日及び当日の選挙運動は禁止されているので、本日7日土曜が選挙運動の最終日になる(Today is the last day of the official campaign)。

また、投票日の前日及び当日のアルコール類の販売・提供・飲用が禁止されているので、明日8日日曜午前0時よりアルコール類の販売・提供・飲用が禁止となる(The liquor ban will start at midnight and last until 12:01 a.m. on Tuesday, the morning after the elections)。

昨日6日金曜選挙管理委員会等はセブ州各投票所の投票用紙読取機の最終チェックを行い9件の故障等を発見したが、大きな問題はなく修理等の後封印をしたという(At least nine vote counting machines (VCMs) in three cities and four towns in Cebu province malfunctioned during the final testing and sealing yesterday, the Commission on Elections (Comelec) confirmed)。

(注)アルコール類の販売・提供・飲用の禁止の例外~外国人観光客の多いレストラン(例えば日本レストラン)等は許可を取れば外国人旅行者への酒類の提供が許される。

(5月7日)

7.火災で7人死亡セブ市 Pahina Central

昨日7日土曜午前4時半頃セブ市バランガイPahina Centralで火災があり、7人が死亡し、約120家屋が焼け、234家族900人が焼け出された。

死亡したのは、23歳の母親と4歳、2歳、3週間の子供の家族及び59歳、37歳2歳の家族。

火元には電気が来ておらずガス・ランプを使っていたので、確かではないがこれが火災原因ではないかと言われている( no electricity and they only used a gas lamp, although she is not certain if this caused the fire)。

路地が狭いのと水不足から消防隊は消火に苦労したという。

(注)火災現場はセブ市立病院隣のセブ市消防局の川を挟んで200~300メートル南( The scene of the fire was only about 200-300 meters from the Cebu City Fire Department)で Taboan Public Marketの近く。Taboan Public Marketの一部も燃えた。火は隣のバランガイPahina San Nicolasにも拡がった。火災現場は軽資材の住宅密集地で北側のハイウエイに出るのに長さ30メートルの狭い路地しかないという( two affected sitios (sub villages) had only one exit leading to the highway which was very narrow and about 30 meters long)。住宅再建時には路地を増やし拡げる必要がある( more exit routes should be built before the fire victims are allowed to rebuild their homes)。

(5月8日)

8.ボホール行きのボート故障で167人救助

本日9日月曜日は統一選挙であるが、昨日8日日曜日郷里で投票しようとする人たちがセブ市のフェリー乗り場やバス・ターミナルに殺到し大混雑だった。

このような状況の中で、ボホール島行きのボートが海上で故障し167人が沿岸警備隊に救助されたとのこと。

この故障したバンカ・ボートは客を乗せるボートではなく、ボホールのGetafe(ボホール島北西海岸)から海藻をセブ市のPasil漁港へ運んで来た帰りのボート。

ボートは午前8時にPasil漁港を出発し30分も経たないうちにLawis Ledge lighthouse付近で故障(transmission problem)。

船長は他のボートに曳航を頼み引っ張ってもらっていたが、午前11時沿岸警備隊の船舶が近づき、Hilutungan Channelで乗客を沿岸警備隊の船舶へ移した。

午後2時乗客はセブ市のサンペドロ要塞の近く(near the BRP San Juan near the Malacañang sa Sugbo)に上陸。

バンカ・ボートの乗組員によると、フェリーの切符を買えなかった客がPasil漁港でボートに飛び乗ってきて、降りろと言っても乗客は降りなかったという(the passengers, who managed to jump aboard refused to disembark despite the pleadings of the crew because they wanted to vote)。

昨日8日日曜日Starcraftの切符売り場は売り切れのため午前8時に既に閉じていた( Ticket offices of Starcraft yesterday closed at 8 a.m. because the trips were already fully booked)。

(5月9日)

9.コルドバ町722人投票できず

昨日9日月曜に統一選挙が実施されたが、電子投票読み取り集計機(precinct count optical scanner (PCOS)?machine、vote counting machine (VCM))の故障が全国規模で多発し投票所における投票開始時刻の遅れや投票締め切り時刻の延長が頻発した。

電子投票読み取り集計機の故障と修理で1~3時間待たされた投票所が多かったという。

一方、コルドバ町( Cordova、マクタン島南部)のバランガイGabiの投票所には他の町(ダラゲッテDalaguete、セブ島南部東海岸)の投票用紙が届いており、722人が投票できず、他日の投票に持ち越された(繰越の投票日は未定、 Voting was stopped in one clustered precinct at the Gabi Elementary School polling center in Cordova because ballots assigned to these precincts contained the names of candidates in Barangay Jolomaynan in Dalaguete town)。

投票用紙はマークシート式の投票用紙で候補者名が印刷されているのだが、届いた投票用紙にはコルドバ町の町長候補者、町議会議員候補者の名前ではなくダラゲッテ町の町長候補者、町議会議員候補者の名前が印刷されていたということになる。

投票用紙の梱包は封印されており、選挙当日の午前6時に開封する規則なので、事前に投票用紙の送付間違いを知ることは出来なかったという。

(注)電子投票システム~ 投票者はマークシート式の投票用紙にマークを記入したあと、電子投票読み取り集計機(precinct count optical scanner (PCOS)?machine、 Vote Counting Machines (VCM))に読み込ませて投票を行う?。投票がすべて終わった投票所から順次、首都マニラにある選挙管理委員会の特設本部に投票データが送られ、開票が行われる。マークシート式の投票用紙は大きく、50センチ、20センチ大で、 表の面には大統領選挙などの全国レベルの候補者の名前が記され、裏面には地方選挙の候補者の名前が記されているという。

(5月10日)

10.投票に行き熱射病で3人死亡セブ州

昨日9日月曜の統一選挙の投票所へ行き熱射病で倒れ死亡した者がセブ州で3人いた(Election ‘heat’ claims 3 lives in Cebu)。

あまりの暑さで心停止を招いたのではないかと言われている。

マクタン気象台によると、昨日は正午前で既に33.8度の高温に達していたという(the heat which, according to the weather bureau Pagasa, reached a high of 33.8 degrees Celsius by noontime with a “real feel” of 40 degrees Celsius)。

San Remigio町(セブ島北部西海岸)では57歳の女性が死亡したが、午後3時半に投票所に着き4時に投票を終え、投票所を出たところで倒れた。

彼女の心臓発作は2013年以来2度目という。

Compostela町(セブ市の北、メトロ・セブの一部、ダナオ市とリロアン町に挟まれている)では60歳の男性が投票しようとしていて倒れた。

セブ市バランガイCarretaでは46歳の女性が午前7時50分ころ投票の順番待ちをしていて倒れた。

セブ市バランガイCamputhawでは59歳の女性が倒れ、病院へ運ばれ治療中。

(5月10日)

11.セブ市長はオスメーニャ前市長がカムバック

1昨日9日月曜の統一選挙の結果、Tomas Osmeña前セブ市長(2010年まで市長、Liberal Party (LP))がMichael Rama現市長(2期目、United Nationalist Alliance (UNA))を破りカムバックを果たした。

(注)敗れたMichael Rama現市長は、あらゆる世論調査で自分が優位だったのにこの選挙結果はおかしいとして10日以内に訴えを起こす、としている。

副市長はEdgardo Labella現副市長(United Nationalist Alliance (UNA))が再選された。

Tomas Osmeña前セブ市長はSergio Osmeña第4代フィリピン大統領(from 1944 to 1946)の孫で、from 1988 to 1995 と from 2001 to 2010と長期にわたり市長を務めたが、前回2013年の選挙で6,367票差でMichael Rama現市長に敗れた。

Michael Rama現市長はTomas Osmeña前セブ市長の時代に9年間副市長を務めていた。

Tomas Osmeña前セブ市長は今回勝利をおさめたが、選挙の結果新市議会はMichael Rama現市長派(Team Rama)が過半数を占めるので議会運営に苦労するかもしれない。

タリサイ市長はEduardo Gullas前下院議員がカムバック当選。

マンダウエ市長はLuigi Quisumbing下院議員(元州議会議員)が初当選。

セブ州知事はHilario Davide III現知事が再選された。

セブ州副知事はAgnes Magpale現副知事が再選された。

セブ市北地区選出下院議員はRaul del Mar現下院議員 (Liberal Party) が再選された。

セブ市南地区選出下院議員はRodrigo Abellanosa現下院議員 (Liberal Party) が再選された。

セブ州第3選挙区では Gwendolyn Garcia現下院議員が再選を果たした(前セブ州知事)。

なお、コルドバ町のバランガイGabiの投票所に他の町の投票用紙が届いており722人が投票できず他日の投票に持ち越されるとの発表があったのだが、選挙管理委員会は夕方これを覆したという。

コルドバ町の他の投票所に余分の投票用紙があるはずなので有権者を他の投票所に送りこめという選挙管理委員会の指示が夕方あったらしい。

夕方5時締め切りの投票時間が7時半まで延長されたが、722人の内結局436人(456人という報道もある)が投票できなかった。

この436人(456人)の投票の扱いをどうするか現在検討中で、コルドバ町の町長、議員等の当選発表はまだない。

中央の選挙管理委員会の許可が得られれば、後日436人(456人)の投票を実施するという(コルドバ町の登録有権者数は34,273人)。

(5月11日)

12.14日土曜特別投票日と当選者公式発表遅れ

コルドバ町のバランガイGabiの投票所(登録有権者772人)に他の町の投票用紙が届いており投票できなかった人達がいた件であるが、結局436人が投票できなかったらしい。

昨日11日水曜中央の選挙管理委員会は14日土曜を特別投票日とし、これらの人達に投票させることを決定した(special election this Saturday, May 14)。

(注)14日土曜を特別投票日とするのは、コルドバ町だけではなくビサヤ地方とミンダナオ地方8州で11町ある(The Commission on Elections (Comelec), in an en banc resolution yesterday, declared a failure of election in Barangay Gabi, Cordova, Cebu, as one of 11 towns in eight provinces across Visayas and Mindanao that will undergo special elections)。

一方、Santander町(セブ島南端)とMalabuyoc町(セブ島南部西海岸)の投票結果の集計がまだ出来ていない。

両町の投票を集計点検するノート・パソコン(consolidation and canvassing system (CCS) laptops)が故障し得票数が分からない。

故障したノート・パソコンは昨日11日水曜マニラの選挙管理委員会に運ばれており、修理して本日12日木曜戻る予定という。

この3町の確定投票数の結果が出ていないため、州知事、一部の下院議員、一部の町議会議員の当選者の公式発表が見合わされている。

州知事については、昨日私は”Hilario Davide III現知事が再選された”と書いたが、公式にはまだ当選ではないらしい。

Hilario Davide III現知事の得票のリードは15,361票で3町の票によって逆転もあり得るらしい(Santander has 11,577 registered voters, while Malabuyoc has 12,814 registered voters)。

ただし、対抗のWinston Garcia知事候補は既に敗北宣言をしてしまっている。

(5月12日)

13.第3橋コスト165億ペソが279億ペソに上昇との試算

マクタン島とセブ島を結ぶ第3橋(Cebu Cordova Bridge)のコストが当初(2014年)見積もりの165億ペソ(0.4280換算で386億円)から資材費の高騰等により279億ペソ(652億円)に上昇しており、これは橋の利用料金に跳ね返るだろうから利用者に不利益をもたらす、とセントラル・ビサヤ公共事業道路省の法務官( legal officer of the Department of Public Works and Highways (DPWH) 7)が発表した。

これに対して、メトロ・パシフィック有料道路開発(Metro Pacific Tollways Development Corp. (MPTDC))は、橋の利用料金は利用者が容認できる水準を踏まえて決定される(the toll fee that MPTDC will collect once the bridge becomes operational by 2021 will be based on what is acceptable to motorists)と反論している。

さらに、当初案よりのコスト上昇を認めるものの、コスト上昇は資材費の高騰もあるが橋のデザイン変更もあると解説(the increase in cost is due to changes on the bridge design)。

橋とセブ市の中心とのアクセスをより良くしたいというセブ市側の要望によりグアダルーペ川沿いの橋の出入り口のデザイン変更があったという(The ramps were requested by the Cebu City Government to give more access to the center of Cebu)。

会社側の現時点での試算によると税抜きの利用料金はP88(206円) to P89(208円)で、キロあたりP9.6(22円)とのこと。

これは、マニラ地域のキロP10 (23円)to P11(26円)に比べて低水準という。

本プロジェクトに直接関係のないセントラル・ビサヤ公共事業道路省の法務官が会社側にダメ出しをしてきた(異議あり証明書を出してきた)、と会社側は戸惑っているようだ(DPWH 7, which has no direct involvement in the project, had issued a certification of objection to the MPTDC)。

また、同省はプロジェクトの全体情報や詳細情報も持っていないはずなのに、とも言い不思議がっている。

(5月14日)

14.ラマ・セブ市長等への停職命令が今週執行される見込み

ラマ・セブ市長、ラベラ副市長、12人の市会議員に対して職権乱用の疑いで大統領府から6ヶ月の停職命令が出ていた件について、中央の選挙管理委員会は4月14日地方公職へ立候補している者に対する停職命令の執行の可否判断を選挙後まで延期するとしていたが、投票が終了(9日)したので上記の者達への停職命令の執行を先週可としたとのこと(The Commission on Elections (Comelec) has given the go-signal for the Department of the Interior and Local Government (DILG) to carry out the suspension on the City Hall officials)。

(注) 職権乱用の内容~2013年のボホール島を震源とする地震及び台風ヨランダの被災者でない自分たち及び市職員へ2万ペソ(0.4250換算で47000円)づつの災害援助金を支出した、または議会で災害援助金を含む補正予算に賛成した、というもの。

これによりラマ・セブ市長、ラベラ副市長等への停職命令は今週(15日の週)執行される見込みらしい。

上記14人の任期は6月末までなので、停職期間は45日程度となる。

ラマ・セブ市長、ラベラ副市長等への停職命令が執行された場合、市長代行(acting mayor)を務めるのは Margarita “Margot” Osmeña市会議員(トーマス・オスメーニャ今年7月よりの新市長(前セブ市長でもある)の夫人)となるだろうという。

これは、市長が欠けた場合は副市長が代行を務め、副市長も欠けた場合は前回市会議員選挙(2013年)の最高得票者が務める、という規定による。

(注)Margarita “Margot” Osmeña市会議員は災害援助金を含む補正予算の採決に加わっていなかったので停職命令対象とはなっていない。

なお、ペンディングとなっていた知事の当選者であるが、昨日14日土曜のコルドバ町のバランガイGabiの特別投票が終了したので、Hilario Davide III現知事の当選が確定した。

コルドバ町のバランガイGabiの特別投票でコルドバ町議会議員の最下位当選者(8位)と次点者(9位)が入れ替わった。

(5月15日)

15.5月初めての降雨昨日15日

昨日15日日曜午前メトロ・セブでところによりにわか雨があり、マクタン気象台は5月初めての降雨4.2ミリを観測した( THERE were isolated rain showers in several parts of Cebu yesterday, which were the first recorded rains this May)(4.2 millimeters of rain from 10:25 a.m. to 10:39 a.m)。

5月の平年降水量は100.60ミリという。

昨日ところによりにわか雨があったのは、セブ市、マンダウエ市、ラプラプ市の他、Talisay, Naga and Carcar cities and Minglanilla and Sibonga townsとのこと。

降雨があったものの、このくらいの雨量ではエルニーニョ現象による水不足解消には不十分という(these rains could not fully replenish the sources of water affected (by el Niño) in Cebu)。

昨日の雨は蒸発、凝結、降雨の水循環によるということなので人工降雨ではなかったようだ(yesterday’s rains were caused by the water cycle。The water cycle is a process by which water is circulated throughout earth and the atmosphere, which involves evaporation, condensation and precipitation)。

しかし、マクタン気象台は雲の種まきによる人工降雨の試みを今週続けると言っている( they will continue cloud seeding operations this week)。

(5月16日)

16.ラニーニャ現象による大雨等に備えよ

フィリピン気象庁は、今年10月に50%の確率でラニーニャ現象が始まるとし、これにより大雨が多くなり土砂崩れや洪水が発生しやすいと発表した(THE Philippine Atmospheric, Geophysical and Astronomical Services Administration (Pagasa) predicted a 50 percent chance for La Niña to come this October、The weather phenomenon is expected to bring successive rains that may trigger landslides and floods)。

一方、市民防衛局はラニーニャ現象による洪水や土砂崩れの被害を軽減する予防措置を講ずるよう全地方自治体に警告した(The Office of the Civil Defense is warning all local government units to start preparing for the La Niña phenomenon by doing precautionary measures to reduce vulnerabilities and risks to floods and landslides)。

(注)市民防衛局~ 国家災害リスク軽減管理評議会(NDRRMC)の事務局

これに関連し、 在フィリピン日本大使館も昨日16日月曜”台風シーズンに際しての注意及び防災等の対策事項”を発表し、注意喚起した。

(参考) 台風シーズンに際しての注意及び防災等の対策事項?
        平成28年5月16日  在フィリピン日本国大使館

このたび,外務省から広域渡航情報「台風シーズンに際しての注意喚起」が発出されました。詳細は,次のアドレスからご確認ください。
●台風シーズンに際しての注意喚起
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2016C142

ご承知のとおり,フィリピンでは近年,台風センドン(2011年),台風パブロ(2012年),台風ヨランダ(2013年)と台風による大きな被害が発生しています。特に,2013年11月に発生した台風ヨランダでは,ビサヤ地方を中心に,死者6千名以上,負傷者2万8千人以上などの甚大な被害をもたらしました。
つきましては,台風の被害を未然に防ぐ或いは被害を最小限にする準備として,下記事項をご参考に防災等の対策をあらかじめ講じてください。
また,大きな被害を受けた場合には,通信網が破壊され,情報収集ができないおそれもあることから,そうした事態も想定し,短波ラジオによる情報収集が行えるよう,事前にラジオをご準備ください。

1 事前準備
(1)在留届の提出(住所に変更があった場合にも変更届等を提出する必要があります。)
(2)緊急連絡網の構築
(3)緊急連絡網を通じた訓練を年1回行う
(4)一般電話回線不通時の対策(衛星電話,長距離無線の配備検討)
(5)2週間ほどの水・食糧の備蓄(フィリピンは島国のため,緊急援助物資が届き難い。)
(6)その他携行品(最後にある「緊急事態に備えてのチェックリスト」ご参照。)
(7)退避場所・ルートの確認(市役所,学校等)

2 情報収集
(1)当館,外務省からの情報発信
●安全対策情報
緊急時に在留届の記載のあったメールアドレスに自動的に送信されます。
●メールマガジン
大使館HPからご自身で登録することにより,各種情報が自動送信されます。
●大使館HP
http://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm
●外務省海外安全HP
http://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/oshirase_mailservice.html
※メールサービスを開始しており,同HPからご自身で登録することにより,外務省のスポット情報,広域情報,危険情報をリアルタイムに受信することができます。
●NHKワールド短波ラジオ日本
フィリピンでの放送時間  周波数
05:00-07:00  13680kHz
10:00-13:00  17810kHz
16:00-17:00  13650kHz
17:00-23:00  11815kHz
(2)フィリピン関係機関
●フィリピン国家災害リスク削減管理委員会
http://www.ndrrmc.gov.ph/
●フィリピン気象庁
http://www.pagasa.dost.gov.ph/
●フィリピン火山地震研究所
http://www.phivolcs.dost.gov.ph/

3 退避
●判断基準
緊急事態は,いつ,どのような形態,規模で発生するか予測がつきません。したがいまして,緊急事態が発生した場合には,現在の居場所(自宅,勤務先,外出先等)が安全かどうか,避難すべきかどうか等については,大使館からの連絡(指示)を待たずに,ご自身で落ち着いて判断する必要があります。

(1)猛烈な台風の場合,沿岸部では高潮の発生に注意し,内陸部や高台への避難を早期に検討する。
(2)離島の居住・滞在している場合には,交通網が寸断されるので,早期に退避を検討する。
(3)フィリピンでは事前に避難施設は指定されていないため,NDRRMC地域事務所へ避難指定場所を確認する(通常,市役所,学校が避難指定場所として指定されることが多いようです。)。
(4)当局から避難指示が出た場合には,その指示に従う。
(5)携行荷物は,必要最低限のものにする。
(6)退避する前に日本の親族や日本大使館に連絡するように努める。
(7)台風通過後でも,土砂崩れ等の二次災害発生に注意する。

(参考)
<緊急事態に備えてのチェックリスト>
1 旅券(パスポート)
□ 6か月以上の残存有効期間があること
□ 旅券の最終ページの「所持人記載欄」に必要事項を記入してあること
2 現金及び貴重品(貴金属,預金通帳,クレジットカード等)
□ 家族全員が当分の間(10日程度),生活するのに必要なペソ貨(少額な額面のものを含む)
□ 外貨(米ドル,日本円等)
3 自動車
□ 常時整備しておく
□ 十分な燃料の確保
□ 懐中電灯,地図,ティッシュペーパー等
□ 自動車を所有していない方は,近くに住む自動車を持つ方と平素から連絡を取り,必要な場合,同乗できるように相談しておく
4 その他携行品
□ 携帯電話及び充電器
□ パソコン
→避難した場合には,避難先で電源が確保されない,電力が安定的に継続して供給されないことが十分想定されることを予めご留意ください。
□ 衣類,着替え(長袖,長ズボンが望ましい。動きやすく,殊更人目を引くような華美なものではないもの。麻,綿等吸収性,耐暑性に富む素材が望ましい。)
□ 履物(動きやすく靴底の厚い頑丈なもの)
□ 洗面用具(タオル,歯磨きセット,石鹸等)
□ 非常用食糧等
家族が当分の間(2週間程度),自宅待機する場合を想定して,米,調味料,缶詰類(及び缶切り),インスタント食品,粉ミルク等の保存食及びミネラル・ウォーター等。自宅から他の場所へ避難する際には,この中から缶詰類,インスタント食品,粉ミルク,ミネラル・ウォーター,大型の水筒等を携行するようにして下さい。
□ 医薬品等
家族用常備薬の他,常用薬,外傷薬,消毒用石鹸,衛生綿,包帯,絆創膏等
□ ラジオ(大使館からのFM放送,ラジオジャパン,BBC,VOA等の短波放送が受信できる電池仕様のもの。予備電池)
【参考】FM放送を受信できる携帯電話もありますので,ご自身が所持している携帯電話にラジオ受信機能があるかどうかご確認ください。
□ その他
懐中電灯,ライター,ろうそく,マッチ,ナイフ,缶切り,紙製の食器,割り箸,固形燃料,簡単な炊事用具,防災頭巾(頭をカバーできるもの),緊急連絡先リスト(住所,電話番号),市販されている居住地の地図等。
以 上


[在フィリピン日本国大使館]
【メールアドレス】ryoji@ma.mofa.go.jp
【HP】http://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm
【領事窓口申請受付時間(査証申請を除く)】月~金曜 08:40-12:00 及び13:30-16:30


以 上


(参考)エルニーニョ監視速報(No.284) 2016年4月の実況と2016年5月~2016年11月の見通し
気象庁(日本) 地球環境・海洋部 平成28年5月12日

2014年夏に発生したエルニーニョ現象は弱まりつつある。

エルニーニョ現象は春の間に終息するとみられ、夏にはラニーニャ現象が発生する可能性が高い。

(5月17日)

17.ラマ・セブ市長等への停職命令が執行される

昨日17日火曜午前ラマ・セブ市長( Rama)、ラベラ副市長( Labella)、12人の市会議員に対して職権乱用の疑いで停職命令が執行された。

停職期間は任期末の6月末までの約1ヶ月と2週間。

(注) 職権乱用の内容~2013年のボホール島を震源とする地震及び台風ヨランダの被災者でない自分たち及び市職員へ2万ペソ(0.4250換算で47000円)づつの災害援助金を支出した、または議会で災害援助金を含む補正予算に賛成した、というもの。

停職命令の執行に伴い市長代行(acting mayor)は Margarita “Margot” Osmeña市会議員(トーマス・オスメーニャ今年7月よりの新市長(前セブ市長でもある)の夫人)、副市長代行は Lea Japson市会議員が就任。

18人の市会議員の内13人(市会議員兼務の副市長と12市会議員)が停職となり1人が市長代行に就任したので、審議し議決に参加できる市会議員は4人になった。

(注)セブ市の市会議員18人~市会議員選挙で選出されるのは市の北地区8人と南地区8人の計16人及び職権上の資格で市会議員を兼務する者2名(ex officio members、副市長とバランガイ評議会連合協会長( President of Association of Barangay Councils))。

この場合定足数が何人になるかであるが4人が定足数算定の基礎となるということらしい( It allows the remaining members to constitute a quorum. Those members who are remaining in the council will be the basis of the computation of the quorum)。

ということで、定足数はどうも3人になるらしい。

(注)市議会の定足数~50%プラス1人。18人の場合は9人プラス1人で10人。

(5月18日)

18.4人の市議会の議決が有効か確認のため市議会延期

Lea Japson副市長代行兼市会議員は、4人の市議会の議決が法的に有効か否かセントラル・ビサヤ内務自治局に確認する必要があるとして昨日18日の市議会を延期した(Cebu City acting vice mayor Lea Japson cancelled yesterday’s council session pending the opinion of the Department of Interior and Local Government-7 whether or not they can validly transact business with only four members of the legislative body)。

もし違法なら市議会を開いても無駄になるからと言う。

2012年の内務自治省の法的見解では有効ということであるが、この見解が変更されていないか確認したいとのこと( the four remaining city councilors can conduct session based on a legal opinion issued by the department in 2012、~ask further guidance if the said legal opinion in 2012 was not reversed)。

なぜ確認が必要かというと地方自治体規則には、”有効な議決には市会議員総数の過半数の出席が必要で、免職、停職、辞職、逮捕等によって過半数に届かない場合は市議会を延期せよ”との規定があるためとのこと。

法的に有効という結論を得たら25日水曜に市議会を開催する予定という。

(注)地方自治体規則の定足数規定~The Local Government Code says it can transact business only if there is a quorum, which is defined as “a majority of all the members who have been elected and qualified...” The number doesn’t diminish with any removal, suspension or resignation. It remains “majority of all the members,” not minus anyone who falls by the wayside.And the quorum is required to do business. When there is no quorum, despite such measures as ordering the arrest of absentees, the body is required to adjourn。

(5月19日)

19.市役所職員の休暇の取り消し命令

Margarita Osmeñaセブ市長代行は18日水曜付で、市職員の休暇申請を許可しないし、既取得の休暇を取り消すとの文書を出したとのこと(CEBU City Acting Mayor Margarita Osmeña ordered the recall of applications and approved leave of absences of all City Hall employees)。

市長代行は7月1日就任の新市長への円滑な事務引き継ぎの準備作業中であるが、種々を確認しょうと重要部署の責任者を呼ぶと殆どの者が休暇中という(A new memorandum was issued covering the matter after learning that almost all key officials from different departments and offices of the City are out)。

市の財政状況、職員の状況、資産の状況、懸案事項等をまとめるため、市長代行が迅速な作業を求めている時期の休暇取得は適切ではないということらしい。

全ての部門長が移行チームの構成員であるにもかかわらず、市政管理官、法務官室長、人材資源開発室長などいくつもの部門責任者が休暇で不在になっているらしい(several department heads, including City Administrator Lucelle Mercado, City Legal Office Chief Atty. Jerone Castillo and HRDO Chief Atty. Mary Ann Suson, are on leave)。

既に休暇を取得している部門長はどうやら停職命令を受けたラマ現市長に忠実な人達らしい(several department heads who are known loyalists of suspended Mayor Michael Rama already went on leave even before Osmeña issued the memo)。

(5月20日)

20.ラニーニャ現象が6月スタート

昨日20日金曜州政府庁舎における定例記者懇談会の場でマクタン気象台は、エルニーニョ現象が弱くなり続けておりラニーニャ現象が6月遅くにスタートするだろうと述べた(As the El Niño continues to weaken, La Niña is looming and is expected to start late June)。

(注)16日月曜には、今年10月に50%の確率でラニーニャ現象が始まる、と言っていたので開始時期の予想を早めたことになる。

現在エルニーニョ現象が弱まり平常に戻りつつあり今年半ばにはラニーニャ現象が始まり来年まで続くであろうとのこと。

そしてラニーニャ現象の時は涼しい気候になり豪雨がやってくるという。

今年の雨季は6月第3週に始まると予想されるとし、洪水や土砂崩れに備えるよう地方自治体や一般大衆に呼びかけた。

また、今年下半期に20個の台風がフィリピンを襲うと予想していると述べた。

9月から10月にかけて2~4個の台風が来るとも。

今年は高温の日が多かったが、6000人以上の死者を出したtyphoon Yolandaが来襲した2013年も暑かったと解説(2013年フィリピン史上最高の40.1 度を記録)。

なお、15日日曜以降に3日くらい降雨があったが、総量25ミリで5月の平年降水量100ミリに遠く及ばないとのこと。

(5月21日)

21.犯罪者を殺したら5万ペソの賞金

9日月曜オスメーニャ次期セブ市長(Cebu City mayor-elect Tomas Osmeña、7月1日就任予定)が”警官や住民が犯罪者を法の範囲内で( without violating the law)殺したら5万ペソ(0.4245換算で11万7800円)の賞金を出す”と発表して以来、これが内外のマスコミの注目を集めている。

例えば、The Philippine Starは、”ドゥテルテ次期大統領に刺激されて、次期セブ市長は警官や住民が犯罪者を殺したり負傷させたら賞金を出す”と書いている(Inspired by incoming president Rodrigo Duterte, the mayor-elect of Cebu City is offering police and residents a reward for killing or wounding criminals)。

(注)ドゥテルテ次期大統領に刺激されて~ドゥテルテ次期大統領(ダバオ市長)は自警団(処刑団)を組織しダバオ市の治安を劇的に改善したと言われている。

BBC News Asia read: "Philippine mayor Tomas Osmeña offers $1,477 for each slain criminal."

ABC online news read: "US$1,000 reward for every criminal killed: Philippine mayor offers bounties for slain criminals."

この賞金発表の翌日10日火曜非番の警官が3人組のジプニー強盗をたまたま見つけ銃撃し2人の犯人を負傷させ、既に1万ペソを受け取っている(負傷させた場合は1人5千ペソとのこと。逮捕は賞金なし arresting suspects was not covered by the reward system because it was part of a policeman’s job)。

この賞金発表について当然批判が出されている。

現ラマ・セブ市長は次のように言い批判する。

”自警主義( Vigilantism)は法治の市民国家では上手く行かない。我々はローマンカトリックでもある。ダブルスタンダードは上手く運用できない。そんな手法は解決にならない。そんな手法は殺人者を撒き散らし、セブ市で殺人者を増殖させることになる。”

オスメーニャ次期セブ市長の主な発言は次のとおり。

”殺されたくない犯罪者はセブ市から去れ。重要な事は犯罪者に恐怖を与えることだ。私は犯罪者に警告しているのだ。犯罪をゼロには出来ないかもしれないが、減少させることはできるであろう。私は市民の安全を危うくさせない。私は市民を守る。批判するものや邪魔する者がいても気にしない。”

なお、過去に自警団殺人(私刑殺人)がセブ市で横行したことがある。

セブ市で2,004年12月から2,006年8月までで168件の殺人と疑われる又は断定される事件が発生したが、多くの被害者は刑務所からの出獄直後(仮出所、保釈を含む)オートバイに乗った者に射殺された。

この中で2,006年8月までで解決をみた事件は僅か5件だった。

この頃(2,005年~2,006年)の現地紙の一部は、”自警団殺人(私刑殺人)の実行犯は射撃の名手の警官と推定される”との記事を載せていた。

出獄者の出所日時あるいは保釈者の保釈日時を知ることのできる者は限られていること、射殺の腕が鮮やかで毎日練習している者と推定されること、等が根拠として挙げられていた。

この当時のセブ市長は次期市長のTomas Osmeña(オスメーニャ市長時代、from 1988 to 1995 と from 2001 to 2010)。

(5月22日)

22.今週降雨があるので傘が必要

マクタン気象台は、北東の季節風から南西の季節風への季節風の転換期に入っており今週(22日日曜の週)雨と雷が予想されるので出かける時は傘や雨着を持て、とアドバイスしている。

雨は昼過ぎから夕方に降るだろうとのこと。

21日土曜午後11時頃からメトロ・セブで15ミリの降雨があり、5月累計で46.6ミリ(5日間の雨)となった(5月平年降雨量は100ミリ)。

21日土曜午後11時36分雷注意報が出されたが、今後も雷注意報が出るだろうとのこと。

今週雨は降るものの雨季入りはまだ。

通常雨季入りは5月末から6月初めにかけてだが、昨年2015年はエルニーニョ現象が発生していたため遅れ、6月23日の記者会見において雨季入りしたとの発表があった。

(5月23日)

23.覚せい剤密売容疑者の射殺で5万ペソの賞金受け取る

19日木曜セブ市違法薬物特別捜査機動部隊はセブ市バランガイSudlon II(山の中、バランバン町との境)で覚せい剤密売容疑者に対する手入れを行い容疑者を射殺したが、オスメーニャ次期セブ市長は23日月曜午後バランガイGuadalupe(山寄り、州庁者の西方向)の自宅で同部隊に対し5万ペソ(0.4245換算で11万7800円)の賞金を渡した(Cebu City Mayor-elect Tomas Osmeña handed over P50,000 in cash to the members of the Cebu City Anti-Illegal Drugs Special Operations Task Force (CAIDSOTF) team who shot and killed a suspected drug pusher last week。The reward was for the death of Teodoro Cabriana, a suspected drug pusher, who was killed in his house in Barangay Sudlon II )。

同部隊は、賞金の半分はSan Fernando町(メトロ・セブ内、ナガ市の南隣)の教会(St. Vincent Ferrer Parish、3日に火災)の再建のために寄付し、半分は手錠、弾丸、夜間捜査のための懐中電灯の購入に当てるという。

同部隊長は、賞金を出した次期セブ市長に感謝しているが、自分たちはただ地域社会を守るため職務を果たしただけだ、と語った。

オスメーニャ次期セブ市長は次のように述べている。

”覚せい剤犯罪の根絶はできないかもしれないが減少させると皆に約束する。事実密売人は音無しの構え(lying low)になり犯罪は減少してきている。”

”警察は密売人と疑われている者のリストをもっている。この中には警官もいる。私の警告は密売人に対するだけでなく、犯罪に加担している警官に対しての警告でもある。”

人権委員会が賞金に疑問を呈し反対していること(the opposition of the Commission on Human Rights)について以下のように答えている。

”人権委員会は疑問を呈する資格がある。彼等の仕事は犯罪者を保護することだから。これに対して、私の仕事は犯罪の犠牲者を守ることなのだ。人権委員会が犯罪の犠牲者を守ったなんてこの20年間聞いたこともない。誰が皆を守るのか?人権委員会か?違うだろ。私が皆を守るのだ。私は法を順守するから問題はないのだ。”

(5月24日)

24.人権委員会委員長が5万ペソ賞金に難色

昨日24日火曜フィリピン国家人権委員会のガスコン委員長( Chito Gascon、 Commission on Human Rights chairman)は ANC’s Dateline(ニュース番組)のインタビューで、オスメーニャ次期セブ市長が犯罪容疑者を殺した警官に5万ペソの賞金を出すとしていることについて、”賞金目当ての犯人狩り文化(bounty hunter culture)”を生み出すおそれがあると難色を示した。

そして、容疑者を逮捕する場合は規則に従わなければならないと法の執行者に対して注意を促している。

また次のようにも語った。

犯罪容疑者を殺したら賞金が出るとなったら最初から容疑者に対して銃撃を浴びせる警官が出かねない。

もし暴力文化を奨励するとなったら、法秩序が廃れ無法と恐怖の社会になるだろう。

オスメーニャ次期セブ市長は、覚せい剤密売容疑者を射殺したセブ市違法薬物特別捜査機動部隊や強盗容疑者を銃撃し負傷させた警官に既に賞金を渡しているが、一方銃撃せず容疑者を逮捕した事例も昨日出ている。

昨日24日火曜午後1時25分セントラル・ビサヤ犯罪捜査摘発グループ(Criminal Investigation and Detection Group (CIDG) 7)はバランガイTejero(マンゴ・アヴェニューとハイウエイの交差点の南の地域)において2人を逮捕し覚せい剤94万4千ペソ相当(0.4280換算で221万円)、80 grams)を押収した。

(5月25日)

25.24日雨季入り25日未明豪雨洪水

フィリピン諸島西海岸地方における連日の雷雨と南西季節風 (Habagat)が吹きはじめたのを見て、フィリピン気象庁は一昨日24日火曜雨季入りを宣言した( ONSET OF THE RAINY SEASON、S&T Media Release、Press Statement、Quezon City, 24 May 2016、PAGASA )。

マクタン気象台は雨季入りが予想より2週間早かった、と言っている(なお、昨年2015年はエルニーニョ現象が発生していたため遅れ、6月23日雨季入りの発表だった)。

一方昨日25日水曜未明メトロ・セブで豪雨がありセブ市やマンダウエ市で洪水が発生した。

セブ市で雨が強かったのは午前3時頃らしくコロン通りをはじめダウンタウンで洪水が発生したが、通勤時間迄には水が引いたという。

マンダウエ市のA.S. Fortuna通りの洪水では小型車が数時間にわたり通行できなくなった。

またマンダウエ市の低地の60家族340人が洪水で避難した。

昼頃になり水が膝の高さまで引いたので家に戻った。

昨日40ミリ降ったので昨日までで平年の5月降水量100ミリを超えたという。

ただし、Jaclupan調整池やBuhisanダムの水量はまだ増えていない。

Jaclupan調整池は通常33,000立方メートル供給できるのだが、まだ6,556立方という。

3日連続で25ミリ以上降れば水不足解消に繋がるそうだ。

(5月26日)

26.新11年生の教室と教師が不足

6月13日月曜から教育改革による新11年生が学校に通い始めるが、教室の建設と資格のある教師の確保が間に合わないという。

(注)教育改革~6-4制(小学校6年と高校4年)がK-12制(幼稚園1年と小学校6年と 中学校(?junior high school)4年と高校(senior high school)2年)に変更。昨年まで10年(6-4制)で高校を卒業できたが、今年から2016年に11年生、2017年に12年制を履修しないと高校を卒業できない。

セブ州で新11年生用として1038の教室が建設されることになっているが、完成したのは371教室という。

セブ市では318教室の内52教室が6月13日までに完成する見込みという。

教室の建設が遅れている理由は、環境天然資源省の許可の遅れによるという。

許可の内容は、古い校舎取り壊し、樹木伐採、建設予定地の地盤確認。

地盤確認については2013年のボホール島を震源とする地震以後厳格に運用されるようになったとのこと。

教室や資格のある教師が不足していても教育省は、何が何でも高校は始める(“By hook or by crook, Senior high will proceed”)と言っている。

なお、公立高校の他、多くの大学で K-12制下におけるGrade 11とGrade 12を用意しており、大学のGrade 11に転校する学生も多いようだ。

(5月27日)

27.4人の市議会議員しかいなくても議会招集可能

Lea Japson副市長代行兼市議会議長は、18人の市会議員の内で議員が4人しか残っていなくても定足数を満たしその議決が法的に有効か否かセントラル・ビサヤ内務自治局に確認する必要があるとして市議会開会を延期していたが、26日木曜同局から3人の市会議員で定足数を満たし議決は法的に有効との返信が届いたので6月1日水曜に市議会を招集するという( "The quorum shall be determined from the remaining four (4) out of the eighteen (18) members. The presence of three (3) members, including the ex-officio member (役職上市会議員を兼務しているバランガイ連合協会会長)and the Acting Vice Mayor herself(副市長代行兼市議会議長), is sufficient to constitute a quorum and transact official business, such as the conduct of session," the letter reads.)。

(注)4人の市会議員~18人の市議会議員の内、 Labella副市長(市議会議長兼務)と12人の市会議員が停職となり、トップ当選のMargarita Osmeña議員がセブ市長代行に就任し市議会からはずれたので4人しか市会議員が残っていない。残っているのは、 Lea Japson(副市長代行兼市議会議長), Philip Zafra(バランガイ連合協会会長であるが役職上市会議員を兼務している、Association of Barangay Councils chief and ex-officio member), Councilor James Cuenco and Councilor Richard Osmeña。

2012年の内務自治省の法的見解( DILG Opinion No. 034 in 2012)では”残っている議員数を基に定足数を決定する”ということであったので、この見解がまだ変更されていないということらしい(It allows the remaining members to constitute a quorum. Those members who are remaining in the council will be the basis of the computation of the quorum)。

(注)市議会の定足数~50%プラス1人。18人の場合は9人プラス1人で10人。

今回のセブ市議会の場合4人が定足数算定の基礎となるということだから、定足数は2人プラス1人で3人になる。

(5月28日)

28.ブリガダ・エスクエラ始まる

セブ市の学校では新学期(6月13日開始)を前に昨日30日月曜よりブリガダ・エスクエラが始まった。

(注)ブリガダ・エスクエラ(Brigada Eskwela)~Brigada(隊) Eskwela(学校)。 新学期が始まる前に学校で生徒、教職員、父兄、地元行政職員、聖職者、地域社会の人達(のボランテイア)等で学校を補修、清掃し綺麗にしようとするもの。ボランテアについて、”VECO(配電会社)職員、常石造船職員等がブリガダ・エスクエラに参加”などとのニュースが毎年この時期に流れる。

しかし、セブ市教育長は新教育制度(K to 12 program)対応に苦慮している。

この6月から新11年生が誕生するが新11年生対応の教室と教師が足りない。

セブ市のシニア・ハイスクール(11年生、12年生)の教師305ポストがまだ埋まっていないという。

志願者は500人いるのだが、殆どが資格が無い者。

資格は、教員免許プラス経験年数らしいが経験年数不足者がほとんど(they lacked work experience)。

当分の間臨時職員を雇っておよぐことになるらしい。

また、教室の建設も間に合わず教室不足だが、これも臨時教室(テント、体育館の利用等)の設置や2部制でおよぐのだろう(there will be temporary classrooms for students when classes start)。

(5月31日)


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