聖水の寺
Pura Tirta Empul(ティルタ・エンプル寺院)

バリ・ヒンズー教の6大寺院の1つに数えられる名刹。バリ島の中央を北上する道筋のほぼ中央に位置し、バリ島観光の定番地になっており、訪れる日本人観光客も多い。

寺の境内には大量の湧水をたたえた池があり、その池から流れ出る水で沐浴する多くのバリ人達の姿を見ることが出来る。但し沐浴中の人や祈りを捧げている人々に対し無遠慮にカメラを向けたり前を横切ったりする行為は慎みたい。

また、この寺には次の様な二つの伝説が残っている。

「伝説1」 7世紀の始め頃、ダン・ヤン・ニラルタと言うヒンズー教の高僧がこの地を訪れた時、この村は悪魔に襲われ全て人々は死に絶えていた。哀れに思った彼は持っていた杖で地面を叩くと清らかな水が湧き出て、その水を死者に与えるとたちまち息を吹き返し、以来この村は外敵に攻められることもなく繁栄を続けている。

「伝説2」 7世紀の始め頃、ダン・ヤン・ニラルタと言うヒンズー教の高僧がこの地を訪れた時、この村は飢饉に苦しみ村人達の多くが死に絶えていた。哀れに思った彼は持っていた杖で地面を叩くと清らかな水が湧き出てきて、その水を死者に与えるとたちまち息を吹き返し、以来この村は豊作に恵まれ今日まで繁栄を続けている。

いずれの伝説も、日本の弘法大師伝説と同じであり、ヒンズー教と仏教の同一性又は類似性を見ることが出来る。

目次に戻る 次のページ