相互扶助
Gottong Royong(ゴットン・ロヨン)

インドネシアではゴットンロヨンと言う言葉を聞く機会が多い。特にバリ島ではゴットンロヨンは社会的システムに取り入れられており極めて頻繁に行われる。

私の友人でプムチュタン王家の僧侶から「寺の普請工事で人手が足りないので手伝って欲しい」と依頼され、バリ島の東端、アグン山の隣にあるルンプヤン山に登った。彼はこの山の山頂までの道筋にある7つの寺の修復や増築に私財を投じている人物である。

1000m以上の山頂から3つ目の寺の修復と言うことで、途中まで車で登りそこから5〜600mの急勾配の坂道を這う様にして登る。修復現場では数百名の人々が手伝いに集まっており丁度作業が始まろうとした時に私達が到着したのだが、日本人の私が息も絶え絶えに到着したため、開始を30分遅らせてくれたため、私もどうにか持ち場につくことが出来た。

作業の内容は、寺の建物の基礎にするために山の斜面から切り出した一抱え程の大量の石を50m位先の作業現場までバケツリレー式に運ぶと言うものだが、既に切り出された石は山の様に積まれ気の遠くなる様な量であったが、大勢で一気にやると意外と早く済ますことが出来た。

重い石を持ったため腕も足も萎えた様に疲れたが、気分は最高であった。

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