【長期滞在情報】
VISA

   
海外の国々を訪問するには先ずVISAが必要であることは言うまでもありませんが、その種類については国によって様々です。ここではインドネシアを訪問するために必要なVISAについてお知らせします。

●観光ビザ
先ず一般的に用いられるのがVisa on
 Arrivalと呼ばれる観光ビザで、このビザは出発国のインドネシア大使館で受取るものでなく、インドネシア入国時にイミグレーションの入国審査直前に購入する形になっていて、30日以内の滞在なら一律US25$で、30日を越えて滞在したい人は、期限切れの1週間前にイミグレーションに自ら出向き、再度US25$を支払い延長手続き
をすれば、30日以内に限り延長されます。(これにより、長期滞在希望者は、継続して60日間滞在出来ることになります)
   ガルーダ・インドネシア航空の成田発便は、現在機内での入管手続きサービスが受けられますが、この時、60日を申請するという事は出来ないことになっていますので注意が必要です。

ここで注意しなければならないのは、25ドル相当分を日本円で支払おうとしたり、2人分だから50ドルだとか、30ドル支払って5ドルの釣銭を貰えばよいと言う考えは全く通用しないと言うことです。滞在日数により定められた米ドルを一人一人が釣銭のないようにきっちり支払わないと混み合っている列の最後尾に並び直さなければならない羽目になります。

飛行機を降りて最初のカウンターで10ドルなり25ドルなりを支払い、パスポートに領収書代わりにもなるVisa on Arrival(観光ビザ)と印刷された証書を張って貰い次のカウンターに行きます。そこでは入国審査を受けるわけですが、既に観光ビザを受領していますから簡単にスタンプを押してもらえるので、晴れてインドネシア入国となります。ところが残念なことにここでも最近多くの問題が発生しており、観光客特に日本人中高年観光客が困惑させられています。

と言うのはこのカウンターで性質の悪い職員に当ると、『貴方の入国手続き書類に不備があり支払い金額が不足している』と言う趣旨のことを英語で告げられ、言葉もよく理解出来ずインドネシアの制度に不案内な旅行者は、つい言われるままの金額(1000円〜3000円)を支払ってしまうと言う事態が時々発生しています。パスポートを見て何度もインドネシアに入っている人や、インドネシア語を話す客には決して起きないことなので、初めての人や経験の浅い人は気を付けなければなりません。

また、観光ビザの有効期限の30日を越えてもインドネシアに継続して滞在したい人は、一旦シンガポールやオーストラリアに出国し再びインドネシアに入国しなおすとその日から又30日間は滞在出来るため、この方法を利用している日本人がかなり多いのですが、これらの需要に目をつけて、一定の金額(出国するより低額)を支払えば、出国しなくても継続滞在が可能となるサービスを売り物にしている業者もインドネシア国内に多く、これに依頼して長期滞在を続けている人も結構多い様です。

しかし実はこれは完全な違法行為であることを知っておく必要があります。特に昨年後半辺りからこの種の違法行為を摘発する動きが活発になり、多くの日本人が違法行為で摘発されている事実もあります。

長期滞在ビザ
長期滞在用ビザについては、滞在の目的によって様々な形が用意されています。

@ソシアル・ブダヤ(家族訪問ビザ)
と呼ばれるビザで有効期限は6ヶ月です。有効期間中であっても一旦出国すれば、その時点で効力を失います。このビザはインドネシア国内に身元を保証してくれるインドネシア人がいて、その旨を書類にして在日インドネシア大使館に持参し手続きすれば比較的簡単に発行してくれます。但しこのビザの所有者はインドネシア国内で就労して賃金を得てはならないことになっていますので注意が必要です。
 
Aステューデント・ビザ(就学生ビザ)
いわゆる留学生ビザのことです。有効期間は一年更新で卒業までとなっています。このビザはインドネシア国内でインドネシアに関係のある事柄について学びたいと言う人に対し発行されるビザで、最終学歴校(高校以上)の卒業証明書、成績証明書、保証人による保証書及び費用負担承諾書等々の書類と、受入れ校発行の証明書を揃えて在日大使館に申請し、それを受理した大使館から確認のために受入れ校に書類が返送され、学校からジャカルタのインドネシア中央政府文部省に送られた後、審査を通過した者に対して留学を許可する旨の通知が学校と在日大使館に送られ、留学希望者に対してビザが発行されると言う手順になっています。

ところが在外大使館の発行するビザは単に留学ビザであり、インドネシア入国後直ちにこのビザを持ってイミグレーションに出向き、一年間の長期滞在許可を取るというシステムになっています。書類が揃えば受け入れ先の学校の事務局に手続きの代行を依頼すれば、日本の業者に依頼するよりはるかに安い代行料で済ますことも出来ます。
 
Bリタイアメント・ビザ(退職者ビザ)
これも一年更新で有効期間は5年となっています。文字通り既に退職してインドネシアに長期滞在を望む人のためのビザです。当然、就労して賃金を得ることは禁じられています。発行対象者は55歳以上の離職者とその配偶者(年齢不問)となっています。

申請書類は最終学歴校の卒業証明書や成績証明書を除けば留学生ビザの申請書類と同じものと、その他に、現地で一ヶ月25万円程度の家賃、25万円程度の生活費が賄えるだけの預貯金があることを証明する書類となっていますが、これは現地の生活物価から考えて余りに非現実的だと言うことで最近ではかなり緩和の方向にあります。詳細は在日インドネシア大使館に尋ねるか、又は、日本国内でビザ取得の代行を業とするインドネシア旅行社に依頼すると手続きの一切を代行してくれます。

Cワーキングビザ(就労ビザ)
日本の法人の職員でインドネシアの支社や支店で働く人、又は現地採用の日本人、又は外資系であれインドネシア国内の企業であれ、雇われてインドネシア国内で働く人達に発給されるビザで、このビザを持っていればインドネシア国内で就職することが可能となります。

ただ誰でも簡単に取れるものではなく、必ず受け入れ企業の証明が必要になるため本当にその企業に働く者でなければならないことは当然です。雇う方の企業も色々で、雇用主の責任として就労ビザを取得してくれる企業もあれば、手続きは企業で行う代わりに費用は雇われる側が負担するケースもあります。又このビザは概ね退職年齢である60歳に達すると発給されなくなると言われています。

Dオーナービザ(起業ビザ)
文字通り業を起こし会社を設立しようとする人に対して発給されるビザで、外国の企業が新設されればインドネシア人の雇用が創出されると言う観点から歓迎されるビザですが、外国系企業に対する税金が非常に高いインドネシアでは企業家側には余り喜ばれていないことも事実です。このビザも60歳を契機に発給を受けることが困難になると言われています。

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