結婚式
Upacara Pernikahan(ウパチャラ・プルニカハン)

   
バリ島には日本の様に結婚式会場はない。昔の日本と同様に、結婚式は必ず新郎の家で行われる事になっている。

嫁ぐ日の前に花嫁の家では娘を送り出す儀式が盛大に行われ、嫁ぐ日に花嫁は新郎の家に輿入れすることになる。そこには花嫁の家族は参加しないのが一般的で、輿入れしたその時から花嫁は新郎の家族の一員として扱われる。

バリ島の結婚式はカースト制による身分制度に影響を強く受ける。身分の低い男性に嫁ぐ女性は自分の身分を捨てなければならないし、逆に身分の高い男性と結婚する女性は、その家族の中で自分のみ新郎と同じ身分に引上げられる。

バリ島の結婚の形態には3種類ある。所謂、恋愛結婚、見合結婚、変わったところで駆け落ち婚である。バリ人達は常にカーストの身分制度の中で生活しているため、結婚も常に自分が所属するカーストの身分によって行われるため、恋愛しても身分の違いがあれば、その恋は成就しないことが多いため、若い時から同じ村の同じ身分の者同士の結婚が殆どである。

仮にどうしても恋愛を成就したい若いカップルは、両方の親に内緒で結婚後に居住する地域を管轄する警察に駆け込み署長に結婚の意志を伝え、署長がそれを認めると二人の結婚は正式に認められることになっている。但しこの場合でも当分の間は双方の家族からは感情的に認められ難く、一般的には孫が出来て初めて認められるのが一般的とのことである。


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