闘鶏
Tajeng Ngaben(タジェン)

インドネシアでは麻薬、売春と並び賭博も法律で厳しく禁じられており、バリ島でも例外ではない。但しバリ島では、各寺の重要な宗教行事の時に限り、ヒンズーの神に捧げる生贄として使われる鶏による「闘鶏」が許されており、この時ばかりは警察官でも賭博に参加するから面白い。

バリ島の闘鶏は、対戦する二羽の鶏は各々の足に長さ6〜7センチ、幅1センチ程の非常に鋭い刃物が括り付けられており、相手に飛び掛る時、このナイフで相手の胸を一刺しするため、負けた方は確実に死に至ることになる。

それでも人々はその日まで丹精込めて飼ってきた鶏を戦わせる事に懸命だ。周囲の人々も大騒ぎしながら勝つと思う方の鶏に金をかける。中には半端な金でなく大金を賭け続け、全財産を失った人もいる。


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